【糸島・二丈】関東風のから汁が美味さを引き出す!「そば処 山崎」

【糸島・二丈】関東風のから汁が美味さを引き出す!「そば処 山崎」

福岡県で“麺”といえば、「ラーメン」もしくは「うどん」ですよね。多くの福岡県民がそう思っていることでしょう。

では、「ざる」で食べたい麺類と言えば?

こうなると話は別です。おそらく「ざるラーメン」でも「ざるうどん」でもなく、「ざるそば」が1番という方も多いのでは?

そんな「ざるそば」の名店を、糸島の二丈で発見。

築180年の古民家を改装した店内で、九州では珍しい「関東風」のつゆで手打ちそばを食べられます。

ざるそば好きのあなたに、ぜひオススメしたいそば屋さんです!

関東風のから汁と〇〇の相性は抜群!「そば処 山崎(やまさき)」

アクセス

「そば処 山崎(やまさき)」さんは、国道202号線「上深江」交差点から県道49号線へ入り、福岡方面へ車で5分ほど進んだ場所にあります。

バスで行く場合は、糸島コミュニティバス「はまぼう号」初深江線に乗車しましょう。波呂交差点で下車すれば、徒歩10分ほどで到着します。


県道49号線から脇道に入った場所にあります!

 

外観

「そば処 山崎」さんの、外観がコチラ。

まさに「名店」といった店構え。もはやそばを食べなくても、外観だけで「美味い」と分かります。

店舗は築180年の古民家を改装したもの。丁寧に手入れされたお庭が駐車場です。

店舗のすぐそばには、「糸島の一本桜」として有名な「松国大山桜」がそびえ立っています。花見シーズン中には、店内で食事しながら花見を楽しめるとか。


一本桜が気になる方は、公式インスタグラムで満開の様子が見られますよ

 

お店の雰囲気

入店するというより、屋敷にお邪魔するといった表現が似合う店内。いまにも割烹着を着た女将さんが、緑茶とお煎餅を出してきそうです。

客層はご年配の方が多い印象。中にはママ友同士の若いグループもいます。ランチタイムの店内は、満席に近い状態です。

着席して店内を見渡すと、古民家の店内でひときわ目立つアクセサリーを見つけました。

なんとこちらのアクセサリーは、店主の娘さんのハンドメイド作品。「ええっ!紹介してもらえるの〜!」と、なんともうれしそうな娘さん。

いやいや、もちろん紹介いたしますよ!こんな雑貨店で出せるほどクオリティの高い作品を、紹介しないわけにはいきません。

ぜひ手にとって作品のクオリティを感じてみてください。アクセサリー好きの方も、きっとご満足いただけますよ。


アクセサリー用のパーツも販売していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

 

手打ちそばを使った豊富なメニュー

お庭の風景が見える窓際の席に着席し、メニューを確認します。

“ざるそば”や“おろしそば”といった冷たいおそばから、“玉子とじそば”や“鶏そば”といった温かいおそばまでそろっています。

う〜ん…悩みますが、ここはスタンダードに「ざるそば」にしましょう。ご飯物も欲しいので、日によって内容が変わる「気まぐれご飯」も注文します。


この日の気まぐれご飯は、栗入りのお赤飯!これは楽しみですね!

 

平日限定の前菜プレート

10分ほど待ったあと、なぜか頼んでいないお惣菜の盛り合わせがきました。不思議そうな顔をしている筆者に、店員さんが理由を説明します。

店員さん「こちら平日限定でお出ししている前菜です」

なんだってっ!サービス品の前菜にしては、内容が豪華すぎです。フルーツ(オレンジ)まで付いているじゃないか。

これは本命のそばにも期待が膨らみますね。さっそくいただきましょう!

うんうん、お野菜の天ぷらはサクっとやわらかい!煮付けのじゃがいもも、ホクホクしていて美味しいです。

金時豆の甘煮にオレンジまで付いていて、なんとも贅沢な前菜プレートですね。


この前菜を楽しみに来店する方も多いそう!

 

ザ・スタンダード!「さるそば」

※前菜のプレートは平日のみ

ざるそば 1,100円(税込)

気まぐれご飯 300円(税込)

混んでいたので少し時間がかかりましたが、ついに「ざるそば」と「気まぐれご飯(栗入りお赤飯)」が来ましたっ!

店主自らが手打ちしたざるそばに…

こちらの関東風つゆ(から汁)を付けていただきます!関東風のつゆは味が濃いので、そばの先だけを軽くつけて食べるのがポイントです。

ズルズルッ!ズルズルッ!

おおっ!手打ちそば特有の「コシ」がすばらしいですね!手打ちそばは不揃いで切れやすいのが特徴ですが、その分機械打ちよりもコシが強くなります。

濃いめのそばつゆとの相性もバッチリです!もしそばつゆの味が濃すぎると感じたら、辛味大根の薬味を入れて調整しましょう。

手打ちそばを久しぶりに食べましたが、やはり普段スーパーで買うそばとはまったく違いますね。


そば本来の香りと甘み、手打ちならではのコシがたまりません!

 

もちもち&ホクホク食感!栗入りお赤飯

さて、お次は「気まぐれご飯」をいただきましょう。今日の気まぐれご飯は、栗入りのお赤飯です。

お赤飯も栗も大好きな筆者は、思わず心の中でガッツポーズ!どうやら気まぐれな店主と、筆者の相性は良さそうです。では、いただきますっ!

おっほっ〜!これはすばらしい!ホクホクの栗とお赤飯のもちもち食感との相性は抜群。マリオとルイージ並のコンビネーションですね!

また、ふっくらとやわらかい小豆も、お赤飯には欠かせない存在。「もち米・小豆・栗」が三位一体となり、美味さを極限まで引き出しています。


気まぐれご飯には、かしわ飯やウニご飯もあるとか!

 

濃いめのつゆにベストマッチ!そば湯

本日の締めを飾る、「そば湯」が来ましたね。やはりざるそばの締めには、そば湯の存在が欠かせません。

そば湯をそばつゆに半分ほど継ぎ足し、ひと口すすります。

う、うまあああ〜!!

筆者の脳天に、カミナリが直撃しましたっ!な、なんだこのそば湯はっ!

筆者が知っているそば湯とはまったくの別物。そばつゆとの相性が良いという次元ではありません。

まるでそば湯の味を引き出すために、そばつゆの味をわざわざ調整しているかのような、そんな印象さえ受けます。

わかった!関東風の「から汁」だ!関東風の濃いめのそばつゆは、そば湯との相性がピッタリなんだ!

写真左:そばつゆ 写真右:そば湯 かなり色が薄くなっています。

正直に言うと、そば湯についてはさほど期待していませんでした。筆者がそば湯に対して興味がないのと、特別に美味しいとも感じたことがなかったためです。

しかし、この瞬間からそば湯に対する印象が変わりました。山崎さんのそば湯は絶対に飲むべきです!

実際に店員さんへそば湯について確認すると、「その通りです!」とのこと。やはりそば湯に合わせて、そばつゆの味も調整していたようです。

さすが行列ができる名店ですね。そば湯についても一切抜かりはありません!


そば湯の概念が変わる美味しさ、ぜひ体感してみてください!

 

まとめ

糸島の二丈にある、「そば処 山崎」さんを紹介してきました。

九州では珍しい、関東風の濃いめのそばつゆ(から汁)に絡めて、本格的な手打ちそばを楽しめるお店です。

築180年の古民家を改装した店内にて、ゆったりと食事を楽しめますよ。

ただし、手打ちそばはなくなり次第終了なので、ご来店をお早めに。あいにく席の予約はできませんが、事前に店舗へ連絡すれば「そば」の取り置きができます。

糸島へ来た際には、ぜひお立ち寄りくださいね!

INFORMATION

店名:

そば処 山崎

住所:

糸島市二丈松国102

電話番号:

092-325-1122

営業時間:

11:30-16:00 (L.O 15:30)⁡
※そばがなくなり次第終了

定休日:

木・金

一人当たりの予算:

¥1,000~¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
tomo

tomo

Webライター

ホテルの支配人からWebライターに転身した異色の経歴を持つ。 会社員時代に半年間だけ過ごした福岡が気に入り、退職後に移住を決意。 現在はフリーランスのWebライターとして、さまざまなメディアで執筆中。 趣味は読書とゲームとプロレス観戦。 普段は奥さんと2人でまったりと生活しています。