糸島のいちご狩り農家さんとそのカフェへ。〜あまおうを味わい尽くす1日〜

糸島のいちご狩り農家さんとそのカフェへ。〜あまおうを味わい尽くす1日〜

真っ赤ないちごは糸島の名産!

糸島のお店で仕事をしていると、他県からのお客様を迎えることがよくあります。

お客様たちのお目当の可愛いあまおういちごを育てている農家さんはたくさんありますが、今回は糸島で広範な作付面積を持つ、あまおういちご農園の「磯本農園」さんと そのオーナーが開いているいちごのカフェを巡ってみましょう。

真っ赤な果実と一緒に恋も実るかも!?可愛いいちご尽くしの1日が始まる「磯本(いそもと)農園」

春になると暖かさと日差しに誘われて外に出たくなりますね。糸島の田んぼはれんげの花や草木が息吹いて春の香りがふんわりと満ちています。

桜や菜の花を愛でながら過ごすのは本当に気持ち良く、花に加えてその果実をともに楽しめるのが「いちご狩り」。

花好きさんも、食いしん坊さんも満足するために、まずは「磯本農園」さんのドアを開けましょう。   

誰もが笑顔になるいちごが待っています。

 

磯本農園への道をすいすいと進む

ここへの経路は前原駅から人気の二見浦方面へ向かう一本道を進むと志摩庁舎があります。そこから2キロほど進むと「いちごや cafe TANNAL」さんがあってその手前の横道か、カフェ先の横道を右に曲がれば「磯本農園」さんがあります。

車ならハウスと売店の横に数台、そして奥の方にバスも止められる広い駐車場がありますよ。

事務所がありそうなハウスに「直売所といちご狩り受付」の小さな看板があるのを発見!赤い旗も目を引きますね。

直売所ではコンポートやいちご酢、ジェラートも販売してあります。

聞けば直営のカフェで完熟いちごを使って作った手作りの品々だそう。

果実を育てた方たちの場所で立派な商品を売れるのは嬉しいでしょうね。

 

わくわくする気持ちをさらにわくわくさせて、さぁいちご狩り!

わくわくする気持ちのまま、さっそくハウスに案内してもらいましょう。

ドアを開けるとぶわ〜〜〜!と甘い香りと草と土の匂いが広がり、目の前にいちごの長い畝が伸びています。

いちごの実は畝の外側に実が垂れているか内側の間のところに集まるか、品種によって変わります。あまおうは内側に寄っていて、柔らかい土を覆うカバーの上に集まっているので取りやすそうです♪

ハウスの中では自由に食べて良いので、さっそく1つ摘みます。大きさも赤い色も十分で美味しそう…!

パクっと口に入れると甘い果汁がジュワ〜っと溢れて、閉じた口から声にならない歓声が漏れました。

たくさん食べて良いのですがきっと食べ始めの方が感動も甘みも強そうなので、今この瞬間を味わいつつ進みます。

周りからはたくさんの方々の歓声や笑い声が響きます。ファミリーや学生さんらしいグループ、カップルたちの色んな楽しそうな声はいちごの香りに加えて甘い空気感を作っているのです。

なんだかカップルの方の仲は深まりグループ内ではカップルが誕生しそうな空気を筆者は勝手に感じて幸せになりました。春ですね!

案内してくれた農園の方々も面白くて、その空気を作ってくれています。

いちごを思う存分食べてお腹が満ちると持ち帰りの分を注意深く選びます。こちらは別料金です。

ここの空気感や思い出を持って帰るつもりで購入するのも良さそうですね。

 

大規模農園の穏やかなオーナーとお話

「磯本農園」さんは春はいちご、夏はマンゴーとメロンを作っておられます。

オーナーの磯本さんはご自分で農業を始めてここまで大きくされました。

ハウスはこの他にもたくさんあり、この地で雇用を生み出しているのも地域への大きな関わりを感じました。

綺麗に整えられたマンゴーの木々、優しい受粉を促すミツバチの箱、いちごの手入れをする時に使う人の負担を減らす車椅子…農家さんには良くある光景かも知れませんが、改めて見せてもらうと作業しやすく整えられた現場がイキイキと見えます。

農園の作業をしている若い方々とお話しすると、オーナーの気遣い、そして自ら現場に出られることもあるその姿と自然さに惹かれて喜んで仕事をしていると話してくれました。

そんな協力し合う関係の中で出来たいちごたちは、きっと味もぎゅっと詰まっているでしょうね。

 

磯本農園の朝取れいちごスイーツを堪能しに「カフェTANNAL」さんへ

温かい飲み物や冷んやりパフェを求めて休憩がてらカフェへ向かいましょう。

先ほどの道を戻って「いちごや cafe TANNAL(タンナル)」さんへ。

広い駐車場で安心ですし、バス停も目の前で公共交通機関の方も便利です。

中でいただいたのはいちごふんだんのパフェ、そしていちごカレーです。

子供たちがこんなキラキラの瞳になると思えば、連れて行きたくなりますね(笑)。

どちらも美味しく、今日の楽しさを倍増させてくれるお味でした。

完熟いちごのコンポートやいちご醸造酢は糸島市のふるさと納税でも使われており、また楽天市場や博多駅でも購入できます。

 

いちごの甘い残り香と赤い頬

農家さんと従事者たちが丁寧に育てたいちごと、カフェ店員さん達が作った手作りスイーツを堪能した1日。

甘い香りとともに、いちごのようにまあるい気持ちになりました。そして、ともに伺った友とほんのり頬が赤く色づきそうな体験もさせてもらいました。

春を満喫したいときには、糸島は志摩の「磯本農園」さんを訪れてみましょう。いちご狩りを通じて、人との距離もグッと縮まるかもしれないですね!

INFORMATION

店名:

糸島 磯本(いそもと)農園

住所:

福岡県糸島市志摩吉田志摩吉田353−1

電話番号:

092-327-1646

営業時間:

10:00〜12:00 (いちご狩り)

定休日:

火曜日

一人当たりの予算:

時期により変動あり。詳しくはお店の公式webサイトをご確認ください。

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

INFORMATION

店名:

いちごや cafe TANNAL 糸島本店

住所:

福岡県糸島市志摩吉田1640-2

電話番号:

092-338-2949

営業時間:

11:00〜19:00(L.O. 18:30)

定休日:

不定休

一人当たりの予算:

¥1,000〜¥2,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
ユカリンゴ

ユカリンゴ

公認ライター

「よく働きよく食べよく遊ぶ」がモットー。 料理をすることや外食が好き。老若男女、人も大好き。自然や花、植物を育てることも好きです。 糸島生まれの糸島育ちで、質の良い郷土のものを探して楽しんでいます。