ビールがすすむ!糸島の美味グルメ vol.2| クラフトビール×本場ドイツソーセージで乾杯! supported by HELLO BREWERY
ビールがすすむ!糸島の美味グルメ
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ビールがすすむ!糸島の美味グルメ vol.2| クラフトビール×本場ドイツソーセージで乾杯! supported by HELLO BREWERY
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お酒好きのmeets糸島編集部ライターが贈る、糸島クラフトビール×糸島グルメ×糸島のおすすめスポットを一度に楽しむ企画「ビールがすすむ!糸島の美味グルメ supported by HELLO BREWERY」。
糸島のクラフトビール醸造所「HELLO BREWERY(ハローブルワリー)」さんのクラフトビールと、地元のテイクアウトグルメをおすすめのロケーションで味わい、その魅力をご紹介!
第2回目の今回は、自宅で楽しむクラフトビールとテイクアウトグルメです。
目次
糸島ならではの「クラフトビール×グルメ×スポット」で糸島時間を味わいつくそう
糸島初のクラフトビール醸造・販売所「HELLO BREWERY」
「HELLO BREWERY」さんは、2022年に糸島で初めてオープンしたクラフトビールの醸造・販売所。
二丈岳の麓の湧き水を仕込み水に使用し地産地消をコンセプトの柱として、糸島ならではの独自のビールを醸造されているマイクロブルワリーです。
meets糸島の記事でも紹介しています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
INFORMATION
店名:
HELLO BREWERY(ハローブルワリー)
住所:
福岡県糸島市二丈上深江89-1
電話番号:
092-325-1711
営業時間:
[醸造・直売]9:00〜17:00
[麦房余韻(イートインカフェ)]11:00〜16:00
定休日:
[醸造・直売]月、火
[麦房余韻]月〜金
一人当たりの予算:
¥1,000〜¥2,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
今回のおすすめクラフトビール
今回いただくクラフトビールは、ドイツビールの「ヴァイツェン」。ドイツではヴァイス(白)ビールとも呼ばれています。
「オクトーバーフェスト」というドイツ発祥のビールのお祭りは日本でも人気ですよね。
ドイツはまさにビール大国。ビールの歴史も奥深いようで、ヴァイツェンビールの歴史は古くは12世紀ドイツ南部のバイエルン公国にまでさかのぼります。「ヴァイツェン」とはドイツ語で小麦。通常大麦を原料とするところを、小麦を主原料としたユニークなビールです。
実は「貴族のビール」と呼ばれるほど貴重なものだったそうです。
貴族も惚れ込んだ小麦のビール?
1516年にドイツで制定された「ビール純粋令」によって、ビールの原材料は「麦芽、ホップ、水」に限定され、小麦の使用が禁止されました。
ビールの品質を保つことはもちろん、パンの原料となる小麦がビール製造によって不足しないようにとの背景がありましたが、王家のブルワリーのみに小麦の使用が許可され、特別なビールとして受け継がれてきました。こうして「貴族のビール」という言葉が生まれたのです。
大麦よりも独自のなめらかでとろっとした舌触りを生み出し、きめ細かくクリーミーな泡が立つことが小麦麦芽の魅力のひとつ。香りを泡でふんわりと閉じ込めてくれることで、豊かな酵母の香りを最後まで楽しむことができるのだそう。
酵母が生み出す香りと風味
酵母の香り(エステル香)にも特徴があるヴァイツェン。まるで青い未熟のバナナのようなフレッシュで爽やかな甘い香りを生み出し、ビールが苦手な人も飲みやすく感じられるのだそうです。
酵母を濾過した澄んだ色味と香りと口当たりがすっきりクリアなタイプと、濾過せず白濁していて酵母の風味を感じやすいタイプがありますが、今回のヴァイツェンは無濾過タイプ。
よく見ると瓶の底に濁りがあるのがわかります。
「HELLO BREWERY」さんの他のビールは全て無濾過で仕上げており、生きている酵母が働き続けるため、味や品質の安定を保つのが難しいのだとか。
個人的には日本酒やワインも無濾過のもの好き。飲んでみて新たな発見を楽しめる気がしています。(美味しい〜と思っても忘れがちな呑兵衛にとっては、少しクセのある方が印象に残りやすいのかもしれません…。)
温度や湿度、光などの環境によって起きる様々な風味の変化も、生き物らしさがあって面白いですね。
スタッフの長谷川さんからのリコメンド
スタッフの長谷川さんに大麦と小麦による違いや酵母について伺いながら、ヴァイツェンの楽しみ方も教わりました。
ヴァイツェンは、まろやかな口当たりとフルーティな香りで、ビールが苦手な方にもおすすめなんです。
泡を楽しむためにも、冷蔵庫から出して少し置いて10~15℃くらいの冷えすぎていない状態で注ぐのがおすすめですよ。
注ぎ方もこだわってみるとよりクラフトビールの味わいを楽しめるのだそう!ヴァイツェングラスという、香りを逃さず泡を楽しめる形もあるようです。
合わせる食事としては何がおすすめでしょうか?
口当たりはまろやかですが、甘味が強いという訳ではなくスッキリとした後味なので、様々な料理にも合わせやすいです。
生まれた国の料理に合うのは間違いないのでペアリングを楽しむのであれば、ドイツ料理のソーセージやお肉系はいかがでしょうか。
ということで、糸島でドイツの味を楽しめるテイクアウトグルメをセレクト!
本場ドイツの味と出会える「糸島手造りハム」さん
ドイツの伝統的な製法でじっくり時間をかけたハムやソーセージが人気のお店が、こちらの「糸島手作りハム」さんです。
1989年創業の老舗で、世界中の優秀なハム・ソーセージが集まるドイツ食肉連盟DFVによるコンテストでは数々の金賞を獲得し、なんと九州で初となるトロフィーが授与されているなど、高い技術が裏付けされています。
燻製の香ばしさやスパイスの薫り、芳醇な肉の美味しさを楽しめるとのことで、いつもとはひと味違った本場のソーセージが味わえるお店です。
トロフィーの奥のショーケースにはずらりと並ぶ商品たち。コンテストの受賞マークがついたものばかりです。
訪問したのがお歳暮期間だったこともあり、これでも売り切れの商品が多いのだとか。
ヴァイツェンビールには、発祥地バイエルンの伝統的な白ソーセージの「ヴァイスブルスト」と合わせるのが定番らしい!とのウンチクを調べていたので、取り扱いがあるかスタッフの方に尋ねてみると、
「チューリンガーブルスト」という同じような商品があります。とてもレアな限定商品で、賞味期限もとても短いのもあって、常設では店頭に並ばないんです…。
残念ながら売り切れ中。次回リベンジしよう!と期待を膨らませつつ、人気の商品やそれぞれの味わいの違いを伺います。
そして、ビールに合うとのことでおすすめいただいたのがこちら。
その名も「名前がわからないソーセージ」。え?!と思わず聞き返してしまった商品名です。
リピーターも多くおすすめのソーセージです。ガリッと大ぶりの粒胡椒が効いていて、ビールによく合います。
他の商品と違って、完全にお店オリジナルの調合で作られているのが名前がない理由なんです。
ここでしか食べられないとなると、これはまず試したいところ。
ふとパッケージの愛らしさに目が釘付けとなったのが「リオナーソーセージ」。
野菜がたっぷり入っていてお子様や女性に人気な商品です。
ただ、スパイスの刺激がないのでビールに合わせたら少しパンチが足りないかもしれませんね。
ビールには合わないかも…、でも第一印象が忘れられず、結局こちらも購入することに決定!
この2つセレクトしつつも、多くの商品にふらふらと目移り…。結局定番人気の「レンダーブルスト」というウインナーも追加購入してしまいました。
ほかにも、夏場に人気な生ウインナーはプリッとした食感とジューシーさは格別で、BBQにはもってこいのアイテム。贈り物など幅広い年代におすすめできるロースハムや、こだわりのパテドカンパーニュ、珍しいフライッシュケーゼなどなど…、気になる商品がたくさん。
ホームパーティーや手土産としての使い勝手も良く何度も通いたくなるようなお店です。ジェラートや、週末限定でホットドックの販売もされているそうなのでイートインでの利用もおすすめですよ。
INFORMATION
店名:
糸島手造りハム
住所:
福岡県糸島市泊647−2
電話番号:
092-324-2821
営業時間:
[平日]10:00〜16:30
[休日]10:00〜17:00
定休日:
水曜日(祝日の場合は営業)
一人当たりの予算:
¥1,000〜¥2,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
お家でドイツ風に「Prost!(乾杯!)」
今回は自宅でゆっくり楽しむドイツ風の晩酌タイム。手軽に本格的な味わいを楽しめるのはテイクアウトグルメの嬉しいところです。
ソーセージはそのままスライスしてたっぷりのサラダ野菜と。ウィンナーは油を引かずにフライパンで軽く焼き目をつけて、ドイツの定番付け合わせ、ザワークラウトならぬ即席のキャベツ漬を添えて。
あっという間に完成!さて、乾杯~!
泡がふんわりとして、うす濁りのかかった黄金色が美しい…!
「名前がわからないソーセージ」はシンプルに肉の旨みを感じられ、胡椒のピリッとした風味と食感のアクセントが楽しい味わい。ヴァイツェンで口の中がすっきりと洗い流され、パクパク、グビっと、心地よい食べ合わせです。
「リオナーソーセージ」はカラフルな野菜がたっぷり。旨みと甘味がしっかり効いているので、香辛料が控えめでも味わいは濃厚。ごろごろと入った野菜の食感も良く、噛むほどに味わいが広がります。
普段慣れ親しみのあるソーセージとは別物ですが、ふんわりとした食感と優しい甘みがクリーミーなヴァイツェンの舌触りにぴったり!実はこれって相性抜群なのでは…。また試したくなる組み合わせを発見して、にんまりしてしまいます。
それにしても、ソーセージにもこんなに色々な味わいがあるとは…。なんでもドイツでは約1,500種類ものソーセージの種類があるといわれていて、生活に欠かせないものなのだとか。
食べるタイミングや季節、合わせるビールによってもさまざまな種類が生まれたのだろうなとドイツの食文化への妄想が膨らみます。
まとめ
何世紀も前から続く、ドイツの伝統的な食文化でもあるヴァイツェンビール。今回のビールとテイクアウトグルメを巡る時間を通じて、ちょっとした旅をしたような非日常感を楽しめました。
いつもの枝豆とビールみたいな、ほっとさせてくれる時間も捨てがたいけれど、海外生まれのビールとその育まれた歴史を調べてみたり、その地域では何が名産品なのかな?普段はどんな食材を合わせるのだろう?と想像して食卓を演出してみるのもたまには良いものです。
世界のテイクアウトグルメと「HELLO BREWERY」さんのクラフトビールで、皆さんもお家での乾杯タイムを楽しんでみてはいかがでしょうか?