【糸島・二丈吉井】5,000本のツツジに囲まれて優雅なひと時を「浮嶽幸花樹園」

穏やかな気候とツツジに囲まれて過ごす優雅な時間「浮嶽幸花樹園（うきだけこうかじゅえん）」

糸島浮嶽つつじ祭開催中

二丈吉井地区の浮嶽幸花樹園にて、「第35回 糸島浮嶽つつじ祭」開催中です。※日程は2024年4月6日～5月5日（予定）

園内には樹齢400年のホンキリシマをはじめ、クルメツツジ、ミツバツツジ、レンゲツツジ、ヨドガワツツジなど。1万坪の敷地に約5,000本のツツジが植えられています。

ホンキリシマは九州最大級、深紅一重の大変鮮やかなツツジで、青い空によく映えます。見頃は4月中旬から5月初旬。
先代オーナーが45年ほど前から集めたツツジが受け継がれ、2022年にホンキリシマの浮嶽幸花樹園が完成したのだとか。
ツツジの希少種もあり、現在20種ほどのツツジが見学できるそうです。

ツツジ園までの道

こちらへは車が最も便利で、西九州自動車道の吉井インターを降ります。あたりは目印もなくて少し不安になりましたが、道の脇に案内看板が立ててあり、思ったよりすんなり行くことができました。
JR福吉駅からは徒歩で1時間ほど、車で8分程度です。

途中で見えてくるまむし温泉から、案内看板に沿って上がってくると大きな看板が見えてきます。こちらからすぐに駐車場です。

ちなみに、ここで曲がらずにまっすぐ進むと、もうひとつの入場口が見えてきます。そちらから入場するとコース全体の真ん中あたりにショートカットします。

コースの起伏が比較的ゆるやかなのでお年寄りと一緒のかたなどはこちらからの入場がいいかもしれません。

案内のスタッフさんの指示に従って駐車すると、すぐに入り口です。支払いは現金のみのようでした。

この建物を過ぎると、待ってましたと言わんばかりにツツジが出迎えてくれて、ツツジに囲まれながら進んでいきます。クマバチもよけながら進みます。一緒に行った娘は最初だけ怖がっていましたが帰りにはすっかり慣れていました。

園内の様子

広大な園内は順路に沿って効率的に回ることができます。ゆっくり回ると結構な時間になりそうですね。

途中なだらかな道のあたりで苗木を販売されていて、ツツジについての説明をして下さっていました。小さなこの苗木でも、成長するまでに4年ほどかかるそうです。

上のピンクの株は30年、赤い株は80年なんだそうです。とても時間がかかるのですね。

ツツジの種類も教えていただきました。赤いツツジにはホンキリシマとヤエキリシマの2種類があり、違いを教えていただきました。

赤以外はクルメツツジで、八重咲もありました。
花を手にとって見せて下さり、とてもキレイだったのでパンフレットにはさんで押し花にしようと持ち帰りました。

園内の坂を登っていくと休憩処や展望デッキもあり、休みながらゆっくりと散策できます。

猿まわしも来ていたので、小さなこどもたちが走って見に行っていました。

園内にはジュースや軽食の販売も。

敷地内は歩きにくい場所がいくつかあるので、散策するための服装や、特に靴選びは重要だと思います。美しい景色なのでスマホやカメラ必須ですね。

地元の人々はもちろん、観光のお客さんも、ツツジの美しさを存分に楽しんでいました。
開花の詳細情報はフェイスブック＆インスタグラムでわかるそうなので、ご確認の上お出かけ下さいね。

周辺情報～お帰りにどうぞ

周辺スポットとして、ツツジ鑑賞の帰りに日帰り湯はいかがでしょうか。

日帰り湯「福岡日帰りの旅 まむしの湯」は、その昔弘法大師が「まむし」に噛まれた傷を癒したという言い伝えから、珍しい外傷薬泉としての歴史を持ち、人々に親しまれているそうです。

露天風呂やサウナ、お茶風呂などの各種お風呂が楽しめます。お食事処は入ってすぐ左。広くて窓も大きく、明るくのんびりした雰囲気で快適に過ごせそうです。帰りの道沿いにあるので休憩がてら立ち寄ってみて下さい。