【糸島・志摩】手作りの無添加おやつ!住宅街の和菓子店「くろだ玄海堂」

【糸島・志摩】手作りの無添加おやつ!住宅街の和菓子店「くろだ玄海堂」

のどかな風景が広がる糸島・志摩にある、和菓子店「くろだ玄海堂」さん。
小さい子どもも安心して食べられる、素材にこだわった無添加の和菓子はおやつにぴったり。

毎週火曜日の「工房オープン日」には、おいしい和菓子を求めてたくさんの人が集います。
(※火曜日以外は完全予約制となっています。)

定番の和菓子から、季節の生菓子まで!暮らしに寄り添う和菓子の魅力に迫ります。
今回は、和菓子好きの筆者がずっと気になっていたお店に行ってきました。

暮らしによりそう和菓子店「くろだ玄海堂(げんかいどう)」

アクセス

「くろだ玄海堂(くろだげんかいどう)」さんは志摩師吉の住宅街にあり、“かくれんぼ和菓子店”として知られています。

JR筑前前原駅から北へ車で10分ほどの場所です。

初めて行かれる方は、事前に場所を確認しておくことをおすすめします。

「くろだ玄海堂」さんの公式インスタグラムに、とてもわかりやすい道案内の動画があったのでぜひチェックしてみてください!

 

前原方面からの場合、イオン糸島ショッピングセンターが右斜め前に見える「夫婦橋」の信号を左折します。

(他方面からの場合も「夫婦橋」の信号を西へ曲がってください。)

しばらく直進すると、エフコープが左手に見えます。

エフコープを越えてすぐに左折します。 

曲がった先には住宅街が広がっています。左側の3つ目の曲がり角を左折します。

下の写真が3つ目の曲がり角です。

曲がって3つ目の白い家(写真の左端)が「くろだ玄海堂」さんのお店です。

駐車場が1台分あります。

右側にある小窓から購入することができます。

 

糸島でお店を始めたきっかけ

販売や広報などを担当されている黒田 友香里(くろだ ゆかり)さんにお話を伺いました。

今年で3年目になる「くろだ玄海堂」さん。

製造を担当されているご主人は、福岡市内の和菓子店で職人をされていたのだとか。

糸島はすぐ近くに海があって、自然豊かな環境に恵まれており、魅力を感じた黒田さん一家。

糸島に建てたご自宅の和室をリフォームして、作業場を作り、自宅兼工房として和菓子店がオープンしました。

店名は、長崎県平戸市で父親が営む和菓子店の屋号を引き継いだそうです。

写真左が糸島の「くろだ玄海堂」さん、右が長崎の和菓子店の、のれんです。

のれんに描かれているくじらは「くろだ玄海堂」さんのモチーフ

これは、平戸が捕鯨が盛んな地域だったことに由来しているとのことでした。

 

無添加にこだわった手作りの和菓子

「くろだ玄海堂」さんは「余分なものを入れない」ことにこだわっていて、防腐剤や保存料、人工着色料を使っていません。

小さい子どもも安心して食べられる無添加おやつです。

いろんなジャンルの和菓子がある中で、「暮らしによりそう和菓子」をテーマに、小さい子どもから、おじいちゃんおばあちゃんまで、みんなが楽しめる「食卓のおやつ」を作っているそうです。

こちらの和菓子は、ひとつひとつ丁寧に手作りされています。

 

通年販売されている定番の和菓子

定番の和菓子は、「JF糸島 志摩の四季」さんや「Aコープ前原駅南店」さん、以前ご紹介した「暮らし工藝舎」さんにも納品されているので、お近くにお越しの際はそちらもぜひチェックしてみてください。

 

●こめどら 170円(税込)

人気商品である「こめどら」は、米粉や米飴の配合にこだわったオリジナル商品。

もちもちとした皮と皮の間に粒あんが挟まっていて、心が和む優しい甘さです。

焼き印の「com’`e?」という文字は、イタリア語で「どうですか?」という意味なのだそうです。材料の「米」とかけてあるみたいです!

 

●ホタテの最中セット 680円(税込)

パリパリの最中と粒あんの相性が抜群の「ホタテの最中」。

こちらは、最中4個と瓶詰めのあんこがセットで販売されています。

あんこの水分を最中が吸ってしまう前の「詰めたてがいちばんおいしい」から、自分であんこを詰めるスタイルになっています。

家族や友達と、みんなでワイワイ最中にあんこを詰めて食べるのも楽しそうですね!

糸島といえば海、ということで海を連想させる「ホタテ」の最中にしたそうです。

 

 ●塩きんつば 170円(税込) 

ほんのり塩味を感じる薄皮と、ぎっしり詰まった粒あんがたまらない「塩きんつば」。

こちらの薄皮には、「またいちの塩」が使用されています。

塩がいいアクセントになっていて、粒あんの甘さが引き立ちます。

和菓子好きの方へのお土産にもぴったりです。

 

●いさな 150円(税込) 

こちらの「いさな」もたっぷり粒あんが入っていて食べ応えがありました!

皮が薄いどら焼きみたいで、卵の優しい香りを感じました。

「いさな」とは昔の言葉で「くじら」を意味し、「勇魚(いさな)」として万葉集でも使われていたくじら古来の呼び名なのだとか。

「いさな」はくじらのしっぽの形になっています。焼き印もかわいらしいですね!

「塩きんつば」と「いさな」は、食べる前にトースターで軽く温めると、外側がカリッとしてよりおいしく食べることができます。

 

暮らしを彩る季節の生菓子

「くろだ玄海堂」さんでは、定番の和菓子のほかにも季節限定の生菓子があります。

季節の移ろいを感じられるのも、和菓子の魅力のひとつですよね!

季節の生菓子は数量限定のため、お電話でのお取り置きがおすすめです。

 

●柏餅 こし・みそ 各170円(税込)

5月の和菓子といえば、「柏餅」。「こしあん」と「みそあん」の2種類がありました。

「みそあん」は初めて見た筆者。みなさんは食べたことはありますか?

どんなお味なのか、わくわくしながら食べてみると、しょっぱさと甘さのバランスが絶妙でした。白あんからほのかに香るみそが上品でやみつきになります。

外側のお餅も、もちもちでとてもおいしかったです!

 

みたらし団子/カップ 200円(税込)

「くろだ玄海堂」さんの生菓子の中で、絶大な人気を誇る「糸島しょうゆのみたらし団子」。

糸島の「カノオ醤油」さんの本醸造しょうゆを使用しているそうです。

カップに入ったみたらし団子は、たれがたっぷりで嬉しい!

もちもちのお団子が3つ入っていました。

香ばしいしょうゆの甘辛いたれが、お団子に絡み、口の中でとろけます。

ほっとする味で、どこか懐かしい気持ちになりました。

 

●よもぎ団子 170円(税込)

新緑が美しい季節にぴったりな「よもぎ団子」。

もちもちのお団子の上にはたっぷり粒あんがのっていて、よもぎととてもよく合います。

 

●糸島の地酒まんじゅう 170円(税込) 

なめらかな舌触りのこしあんが味わい深い「糸島の地酒まんじゅう」。

筆者のお気に入りの一品です!ふわふわの皮からただようお酒の香りと、こしあんの優しい甘さが口いっぱいに広がります。1度食べたら忘れられません。

こちらは糸島の「白糸酒造」さんの酒粕と清酒が使用されています。

ご自宅で召し上がるときは、電子レンジで少し温めると蒸したてのような味わいになります。ぜひお試しください!

 

最新情報はインスタグラムをチェック!

ご予約される場合は、基本、日祝を除き“お渡しご希望日3日前まで”のご予約をお願いしているとのことです。ご予約はお電話で対応されています。

「こめどら」、「塩きんつば」、「いさな」、「糸島の地酒まんじゅう」、「瓶詰めあんこ」、「ホタテの最中セット」に関しては、前日のご予約でも対応できる場合があるそうです。お急ぎの方はご相談してみてください。

「季節の上生菓子」は、お渡しご希望日の3日前までにご予約ください。

「工房オープン日」の火曜日のみ、ご予約なしでの購入が可能ですが、「季節の生菓子」は数量限定なので、電話でお取り置きしておくのがおすすめです。

最新情報は「くろだ玄海堂」さんの公式インスタグラムをチェックしてみてください。

また、お寺や喫茶店の方からお声がかかったら、不定期で「和菓子作りのワークショップ」も開催されています。

自分で作って食べる和菓子は、きっとお店の和菓子とはまた違ったおいしさなのではないでしょうか?

こちらも併せてチェックしてみてください!

 

おわりに

和菓子を食べてホッと一息つくのはいかがですか?

忙しい日々の中に、ちょっとした楽しみがあると心が和みます。

和菓子を見て、食べて、季節を感じましょう!

糸島の住宅街にある「くろだ玄海堂」さんは、素材にこだわった手作りの無添加和菓子を楽しめるお店です。

みなさんも、ぜひ足を運んでみてください。

INFORMATION

店名:

くろだ玄海堂(げんかいどう)

住所:

福岡県糸島市志摩師吉430-18

電話番号:

070-1945-7313

営業時間:

[月~土]11:00~16:00(※火曜日以外は完全予約制)

定休日:

日・祝

一人当たりの予算:

~¥1,000

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

 
WRITTEN BY
まぬれんた

まぬれんた

新人ライター

九州生まれ九州育ちの19歳。糸島に来て1年半。美味しいものを食べてのんびり楽しく暮らしたい。ものづくりが好きでハンドメイド作家を目指している。趣味は手芸・ネット麻雀・映画鑑賞。身近にあるお店や場所の魅力に迫り、発信していきます!