糸島の明太子屋さん「やますえ」さんで、2024年5月3日（金）～5月6日（月）までの4日間開催された「GW糸島屋台フェス2024」。
第2回目となる今回は、米粉唐揚げや生たこ焼き、クレープ、かき氷などの16店舗が日替わりで出店していました。
やますえさんの「いかめんたい丼」や、漁師さんが育てた「うに」の販売など、めずらしい屋台も登場！
筆者は、開催2日目の5月4日（土）に参加しました。
目次
糸島の魅力がたっぷりつまった屋台が大集合！「GW糸島屋台フェス2024」
アクセス
「GW糸島屋台フェス2024」の開催地である「やますえ」さんは、西九州自動車道の前原ICから車で約3分のところにあります。
前原IC方面からお越しの場合は、右手にお店が見えてきます。
GW糸島屋台フェス2024
筆者が参加した5月4日（土）は、屋台10店が出店しており、たくさんの人でにぎわっていました。
「やますえ」さんの社長である馬場 孝志（ばば こうじ）さんに今回のイベントへの思いを尋ねると、「1人の力じゃなくて、たくさんの力が集まって大きな力になる。お客様を独り占めするのではなくて、みんなで盛り上げていきたい。」と話されていました。
お店同士のつながりが広がり、昨年の第1回目よりも多くのお店が集まっていた今回の「GW糸島屋台フェス2024」。
筆者が気になったお店をいくつかご紹介します。
驚きの300円！？風味豊かな「いかめんたい丼」
今回の糸島屋台フェスでは、やますえさんのキッチンカーが初登場しました。
こちらのキッチンカーで販売されている「いかめんたい丼」は、やますえさんの商品である「いかめんたい」を知ってほしいという思いから、利益を気にせず破格の安さで提供しているのだとか！
やますえさんの「いかめんたい」は鮮度抜群のアオリイカを使用しているそうです。明太子がたっぷり絡んだイカからは、ゆずのさわやかな香りが広がります。
おかずにもおつまみにもおすすめの一品です！
●いかめんたい丼 300円（税込）
家ではあまりできないような、おいしい食べ方ができないか？と、たくさんの種類のソースを試作して、その中から選んだ3種類のソースとうずらの生卵をトッピングしているそうです。
ピンク色のものは紅しょうがソース、赤茶色のものはヤンニョムダレでした。
緑色のものは、糸島の春キャベツを使用しており、えのきだけや新玉ねぎ、昆布などでだしを取って独自に作ったソースなのだそう。だしが香る優しいお味で、何にでも合いそうな気がします。
ソースと「いかめんたい」の相性も抜群で、おいしさがより際立っていました！
お土産にもおすすめの「いかめんたい」
「いかめんたい」をお土産に買って帰りたい方に朗報です！
やますえさんの売店では、冷凍の「ゆず香るイカめんたい」と工場直売の「出来立ていか明太」が販売されています。
冷凍のものは解凍後5日間、冷蔵のものも製造後5日間持つそうです。
●ゆず香るイカめんたい 500円（税込）
こちらが冷凍のもので、内容量は80グラムです。
●工場出来立ていか明太 GW特価 100グラム/580円（税込）
こちらが冷蔵のものです。出来立てを購入できるのはここだけ！
「いかめんたい」のほかにも、工場直売の明太子や、糸島の地魚のお刺身などが販売されていました。
●辛子明太子 すえっこ 創業祭特別価格 1,000円（税込）
今年の5月で11周年を迎える「やますえ」さんでは創業祭も開催されています。
ご飯のお供にぴったりの辛子明太子「すえっこ」が、5月の間はずっと1,000円で販売されています。11周年を記念して、通常価格の1,500円から大幅に値下げされているので、この機会をお見逃しなく！
漁師さんたちによる「うに」の販売
こちらの「うに」は、5月3日と4日の2日間限定の販売でした。
漁師の中村 直貴（なかむら なおたか）さんによると、糸島の海では「うに」が増えすぎて海藻が減ってしまったので、糸島漁協芥屋支所青年部の漁師さんたちが福岡県水産海洋技術センターの協力のもと、藻場保全の取り組みを進めているとのことです。
藻場を守るために除去された「うに」を無駄にしないために、養殖して販売することに！
「うに」のえさには、出荷されないブロッコリーの葉っぱなどの野菜端材を糸島の農家さんからもらって使用しているのだそうです。
環境にやさしいだけでなく、自然の恵みを無駄にしないアイディアが素晴らしいですね。
●うに 1個/300円（税込）
磯の香りを感じる新鮮な「うに」は、なめらかな舌触りがたまりません！
初出店のナッツ屋さん「ナッツのなっちゃん」
今回、「GW糸島屋台フェス」初出店となる「ナッツのなっちゃん」さんの代表 中原 亮（なかはら りょう）さんにお話を伺いました。
こちらのお店では、トルコ・ギレスン産のヘーゼルナッツを現地の農家さんから直接購入して販売されています。
ナッツを販売しようと思ったきっかけを尋ねると、ご自身が1年半住んでいたトルコで、「ヘーゼルナッツに出会い、味に感動したから」だと話されていました。
難民支援をしたくてトルコに行っていた中原さん。ナッツの収穫や焙煎などさまざまな工程があり、難民の方々にも関わってもらえると考えてこの事業を始めたのだそうです。
「生産者さんの顔が見えることを大切にしていきたい。」とのことで、商品のポップには生産者さんの写真がありました。
「ローストヘーゼルナッツ」を味見させていただくと、香りがよくてカリカリでした！
ヘーゼルナッツのほかに、砂糖不使用の「マルベリーシロップ」が販売されており、黒蜜のような味で甘くておいしかったです。
米粉から揚げのお店「こめ。（こめまる）」
「こめ。」さんは、糸島産の米粉や九州産華味鶏の肩肉など、厳選した材料を使用したこだわりの「米粉唐揚げ」を販売しています。
●絶品！米粉唐揚げ 700円（税込）
サックサクでジューシー！お肉が柔らかくて食べやすい！
あっさりしていて何個でも食べられそうです。
あまおうスムージーのお店「Itoshima SKY」
赤いトラックが目を引く「Itoshima SKY」さんは、苺農家が作るあまおうスムージーのお店です。
普段は糸島・志摩岐志にて営業されています。
「今朝とった、とれたての苺でビタミンCもりもりです！」と、さわやかな笑顔のお姉さんがおっしゃっていました。
苺たちがスムージーになるところも見て楽しめます。
●strawberry × strawberry 700円（税込）
なんと、あまおう2パック分が入っているそうです！
苺がめっちゃ濃い！ギュギュっと苺が凝縮されていました。
すっきりした後味で、飲んだらさっぱりします。
通常はバニラアイスのトッピングもあるみたいですが、一緒にいた兄が乳製品のアレルギーを持っているためアイスはなしでお願いしました。
こちらの「strawberry × strawberry」は乳製品不使用のためアレルギーをお持ちの方も安心してお飲みいただけます。乳製品が入ったスムージーも販売されているので、お店の方に確認してみてください。
そのほかにも、おいしいものがたくさん！
ハンバーガーショップや、生たこ焼きのお店もありました。
いろんな屋台を巡るのもイベントならではの楽しみですね！
クレープ屋さんや、かき氷屋さんなどスイーツも充実していました。
糸島のお土産も盛りだくさん
やますえさんの売店では、糸島のいろいろなお土産も販売されています。
前原インターからすぐのこちらのお店は、「糸島に来て最初のお土産屋さんであり、最後のお土産屋さん」なのです！
いいものを選んでもらえるように、厳選されたお土産が勢ぞろいしています。
やますえさんが開発したこちらのラーメンセット。
糸島の特産品である「天然真鯛」がだしに使われています。
パッケージもインパクトがあって、お土産に渡したら話が弾みそうです！
糸島の地酒やお菓子、調味料など、さまざまなお土産がそろっているので、糸島にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
おわりに
ここまで「GW糸島屋台フェス2024」の様子をお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか？
「いかめんたい丼」をはじめ、米粉唐揚げやスムージーなど、おいしいものがたくさんあって、訪れた人々を笑顔にしていました。
今回の取材では、出店されている方々とお話しする中で新しい発見がたくさんありました。
糸島で「うに」の養殖を行っていることや、それが藻を守るためであることを初めて知り、美しい自然は当たり前の存在ではないのだということに気づきました。
環境を守るために頑張っている人たちがいることを、もっとたくさんの方に知ってもらえたらいいなと思います。
5月の間はやますえさんの周年祭が開催されているので、おいしい明太子をいつもよりお得に手に入れることができます！
この機会にぜひ、みなさんも足を運んでみてください。
INFORMATION
店名：
やますえ
住所：
福岡県糸島市多久523－1
電話番号：
092-321-0123
営業時間：
10:00～17:00
定休日：
木曜日
一人当たりの予算：
～￥1,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。
