【糸島・荻浦】料理へのこだわりがギュッと!一度行ったらきっと常連になるレストラン「美咲亭」
「通いたくなるくらい気に入るお店に出会いたいな」と思うことはありませんか?
筆者はその思いが強いほうで、取材などを通して糸島に「行きつけのお店」を増やしてきましたが、今回ご紹介するお店も紛れもなくそのひとつ。
シェフの技術と思いがつまったお料理が楽しめて、あなたも行きつけになること間違いなしです!
料理一筋のシェフが作るトップレベルのお食事がリーズナブルに楽しめるレストラン「美咲亭(みさきてい)」
アクセス
「美咲亭(みさきてい)」さんは、JR筑肥線美咲が丘駅の目の前にお店を構えています。
駅との間に道路を挟んでいるので、駅を出てから踏切のところまで少し回って行く必要があります。
この店舗は、人とのつながりを大切にされているシェフが、ご縁のあった方から受け継いだ場所なのだそう。
名前に「美咲」が入っているので、糸島の方なら最寄り駅がどこか忘れることはありませんね♪
店内には野球グッズが…
店内は6人掛けくらいのテーブル席が6つ。
奥の壁には、シェフが15年間住んでいた沖縄の置物をはじめ、自慢のグッズがずらり。
窓側の席からは電車が駅に出入りするのが見えます。
そしてレジの横には、なんと大量のサインボールが…!
キャンプの食事を担当していた経験から、野球との関係が深いシェフ。1つひとつ見せてもらいましたが、本当にとんでもない顔ぶれです(笑)。
そしてお手洗いに続く道にも、ソフトバンクホークスのユニフォームが。
野球好きの方にとっては、料理以外にも楽しみどころが満載なようです。
一度食べたら虜になる料理たち
先ほどから野球の話ばかりしていますが、美咲亭さんの最大の魅力はなんといっても“料理のおいしさ”。
筆者は個人的に何度か訪れたことがあったのですが、行くたびに違うメニューを頼んではおいしさに衝撃を受けるという楽しみ方をしています(笑)。
メニューは洋食中心で、鴨や鹿といったジビエも楽しめます。そして欲張りさんにはハーフ&ハーフがおすすめ。「ハーフと言いながら実は通常サイズの2/3サイズあります。」との衝撃的な文言が…(笑)。
今回はこちらをチョイスしてみました!
●ハーフ&ハーフ/牛タンシチュー&ハンバーグ 1,590円(税込)
牛タンシチューは美咲亭さんの看板メニューといえそうです。
大きな具材がごろごろ入っていて、牛タンはとても肉厚なのにほろほろと柔らかい。お味もクリーミーで、牛タン好きなら迷わず試してほしい一品です。
そしてお次はハンバーグ。
これも筆者が大きく衝撃を受けたメニューのひとつ。びっくりするくらい肉々しくてジューシーなんです…!
筆者と同行者は、「人生で食べたハンバーグで1番好きかも」という話もしました。
そして美咲亭さんを紹介するにあたって絶対に外せないポイントが、野菜のおいしさ!
シェフは野菜ソムリエの資格を持っており、付け合わせの野菜からサラダ、自家製のドレッシング、スープまで、全てに野菜本来の美味しさが引き出されているんです。
ハンバーグにはポテトやズッキーニ、にんじんなどが付け合わせで付いていますが、これが本当に驚きの食べやすさ。
筆者はズッキーニが苦手でしたが、こちらはとてもおいしくいただくことができました。
●鴨ロース肉のロースト 1,430円(税込)
こちらは鴨大好きな筆者が激推しする一品。
なかなかこんなに肉厚な鴨をいただける機会ってありませんよね。コショウもちょうどよく効いていて、ソースと絡めて食べると本当にほっぺたがとろけ落ちそうです。
●福岡ジビエ・鹿肉のステーキ 1,490円(税込)
こちらも珍しい鹿肉のステーキ。
鹿肉は低カロリーなのに高たんぱく、鉄分も豊富でヘルシーな食材と言われているそう。このメニューにはコアなファンが一定数いて、実際にこれしか頼まない常連さんもいるのだとか!
筆者は初めて鹿肉を食べましたが、柔らかくて意外と食べやすく感じました!処理の仕方にもプロの腕が光るのでしょうね。
そして今回は、贅沢にデザートまでいただきました。
メニューは一応ありますが日替わりといった感じ。今回はこちらをいただきました。
●抹茶プリン 290円(税込)
※食事をした方は190円(税込)
お茶の風味を感じる上品なプリン。食事だけでお腹いっぱいでしたが、抹茶好きにとっては別腹ですね。
●フルーツケーキ 290円(税込)
※食事をした方は190円(税込)
こちらは果物がたくさん入ったパウンドケーキ。甘くて食後のデザートにぴったりです。
ちなみにこれまで紹介してきたお食事メニューはすべて<パンorライス・スープ・サラダ付き>の価格(デザート、ドリンクは別料金)。単品にしたい場合は200円引きで注文できます。
こんなにおいしくてこだわりも詰まっているお料理たちが、我々でも手が届くリーズナブルな価格で楽しめるというのは、「利益は考えていない。おいしいと言ってもらえたらそれでいい。」というシェフの思いあってこそなんです。
シェフの哲学
美咲亭さんのシェフである山並さんは、元々は主にホテルなどで料理人をされていました。
6歳のときに料理人になりたいと決意してからずっと料理一筋で、熊本から東京、沖縄、福岡を渡り歩いて15年ほど前から糸島でお店を始めたそう。
野球のキャンプの料理人や老人ホームの食事の監修、大学の客員教授など、本当にいろいろな経験をされており終始驚きましたが、お話の中で一貫しているなと思ったのは「人と人とのつながりを大切にされている」こと。
どこかで知り合った縁を一度きりのものにせず、そこから新しいチャンスをつかんだり、自分のやりたいことを実現して、その先でまた新たな人たちと出会う…。
実際に筆者と山並さんとのご縁も、たまたま筆者に近しい人物が山並さんにお世話になっていたというところから始まりました。そのような経緯を念頭に置いて話を聞くと、「人とのつながりは大切」というお話は説得力を増すばかり。
そして仕事である料理のために、普通の人が考える以上の全力を費やしてきた山並さん。
ホテル時代の仲間から贈られたというこの言葉が、まさにそれを表しています。
美咲亭さんに足を運べば、そんなシェフの想いが詰まったお料理で満たされること間違いなしです!
INFORMATION
店名:
美咲亭(みさきてい)
住所:
福岡県糸島市荻浦4丁目7-13
電話番号:
092-321-1039
営業時間:
[ランチ]11:30〜15:00
[ディナー]17:30〜20:30
定休日:
木曜日
一人当たりの予算:
¥1,000~¥2,000
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。