チョコレート好き必見！糸島で本物のチョコレートに出会う。糸島・前原中央「ANALOG CRAFT CHOCOLATE」

ベトナム産カカオのフルーティな酸味にうっとり

筑前前原駅からすぐのお店へ

JR筑肥線・筑前前原駅から糸島警察署の方向へ歩くこと約5分。

左手に洗練されたデザインのお店が見えてきます。

こちらが今回紹介するチョコレート専門店「ANALOG CRAFT CHOCORATE（アナログクラフトチョコレート）」さんです。

お店には駐車場がないため、車で訪れた際には近くのコインパーキングを利用してください。

扉を開くと香ばしい香りが鼻をくすぐります。

ショーケースを覗いてみると、すでに売り切れの商品が！人気ぶりがうかがえます。

オーナーはもともとチョコレート菓子作りが苦手？

オーナーの永冨憲治（ながとみ けんじ）さんは、北九州市出身。

パティシエとして北九州市のフランス菓子店で16年間修業を積み、2019年に独立。

祖父母の家が姪浜にあり、子どもの時から馴染みのあった糸島でお店をオープンしました。

修行時代、さまざまなスイーツを作っていた永冨さんですが、温度調節や加工のタイミングが難しいチョコレート菓子は苦手だったとのこと。

苦手を克服するためチョコレートについて勉強し、いろいろなお店を回って話を聞いているうちにその魅力にハマってしまったそう。

そんな永冨さんは大のレコードマニア。店内には、レコードがモチーフの雑貨が飾られています。

製造工程を一貫して行う「Bean to Bar」のお店

「ANALOG CRAFT CHOCORATE」さんが掲げるのは、原料となるカカオ豆の仕入れからチョコレートになるまでの製造工程をすべて店内で行う「Bean to Bar」という方法です。

お店を始めるにあたり、ベトナムにあるカカオ農家のもとを訪れた永冨さん。

そこで農家の人たちの温かい人柄やおもてなし、環境に配慮した栽培方法に感銘を受けます。

店名の由来を聞くと、ANALOG＝「繰り返す・継続する」、CRAFT＝「手作り」の意味があると教えてくれました。

「手作りのチョコレートを通して、カカオ農家さんを継続的に支援していきたいという思いを込めました。」

お店では、焙煎した状態のカカオ豆も販売しています。

そのまま食べてもおいしいですし、刻んでアイスにかけるなど料理のトッピングとして食卓に取り入れることができるそう。

カカオ豆の個性を楽しむチョコレート

お店の一番人気は、手のひらサイズのコインチョコ。素朴なパッケージがかわいい！

種類はベトナム、スパイス、ミルク、八女茶、エルサルバドルの5種類です。

●ベトナム 594円（税込）

お店を訪れたらまず食べてみてほしい味「ベトナム」は、ベトナム産カカオ75％のビターな味わい。

カカオ豆とオーガニックシュガーだけで作られた純粋なチョコレートです。

フルーティな酸味が感じられ、なめらかな口溶けが特徴。カカオの個性が強く感じられる定番商品です。

●スパイス 648円（税込）

こちらは、ミルクチョコレートの中にブラックペッパーとオールスパイスの香辛料が入ったちょっと刺激的なチョコレート。

甘さのなか、ピリっと感じるスパイスがお酒に合う！

ワインや日本酒、ウイスキーなどと一緒に味わうのがオススメです。お酒が好きな男性へのバレンタインにもぴったり。

チョコレートを贅沢に使ったスイーツ

自慢のチョコレートを使ったスイーツも絶品！

●カカオプリン 302円（税込）

個性的なカカオの風味を残すため、生クリームやコンデンスミルクなどの余分な材料を使わずに、牛乳・砂糖・卵のみで作られたプリン。

ふわっとしていながらなめらかな食感で、舌にしっかりとカカオの苦みも感じる大人味のスイーツです。

●スフレカカオ 280円（税込）

プリンと肩を並べて人気なのが、クリームチーズとビターチョコレートを合わせ蒸し焼きにしたチーズケーキ。

しっとりとした舌ざわりで、かすかな塩味と苦みのあるチョコレートが相性抜群！

ワインのアテとしても楽しめそうな一品です。

オーナーの愛が伝わるチョコレート

最後に、永冨さんにチョコレートの楽しみ方を聞きました。

「コンビニやスーパーなど、普段口にしているチョコレートと食べ比べて違いを感じてみてください。」

カカオの産地へ思いを馳せながら、ぜひ本格的なチョコレートやスイーツを味わってみてください。

そのクオリティの高さにきっと驚くはずです。

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。