好評につき、定期開催決定!糸島の山側を巡る自転車ツアー第2弾
糸島の魅力は海側だけじゃない!!
そんな糸島の山側の魅力も発信するべく、私フルタクが12月に開催したイベント「せっかくやけん、クロスバイクで行かんね」。
好評につき、第2弾を開催することができましたので、その様子をお届けします。
自転車によって気づかされる、糸島の大地の恩恵やいかに!
多様な参加メンバー
今回参加してくれたのは、フリーランスwebデザイナー、お年寄りの終活支援サポーター、ゲストハウスオーナーとまったく異なる働き方の3人。
参加メンバーに共通してるのは2つ。
①車必須と言われる糸島での自転車旅への関心
②糸島の魅力をもっと知りたいとう探求心
これら損得でなく、本能的な欲求に素直に行動できる点も共通しているかもしれません。
自己紹介もそこそこにクロスバイクの空気やサドルの高さ等のメンテナンスを入念に。
メンテナンスは本当に大事です。やり方、チェックの度合いによって自転車旅は天国から地獄になることも…。
集合はクロスバイクをレンタルできる「みんなの」で。
寒さ対策もバッチリ、いざ、スタート!!
行きの道すがら
中心市街からほんの少し南に進むだけで、辺り一面が山に囲まれていることを痛感します。
この山々のお陰で曇や風がブロックされ、台風や大雨洪水の被害が軽減されていると言われています。
そんな糸島を守ってくれている脊振山系をバックにパシャリ。
また、東西を走り抜ける間に大小さまざまな川を渡ります。
川沿いには桜の木が並んでいたり、地域の方々によりコスモスが植えられてたりと季節ごとの自然豊かな景色が味わえます。
糸島周辺では、そんな川を流れる水の恩恵を十分に浴びた美味しい野菜ができ、海では豊富な魚貝類がイキイキとしているのです。
途中、少し寄り道。
荘厳な雰囲気を醸し出す竹藪(たけやぶ)を散策。
サワサワと揺れる笹の葉、ユラユラと揺れる竹、チュンチュンと鳴く小鳥達。
音、空気、匂いなど五感すべてで自然を感じる、優雅なひとときでした。
このようにちょっと気になった時にフラっと寄り道できるのも自転車の醍醐味ですね。
普段、車ではなかなか通らない小道や裏道を抜け、様々な糸島の風景を楽しみながら一行が向かった先は…。
フルタク畑
自転車旅と言いつつ、フルタク畑での農業体験がメインコンテンツとなります。
日ごろ畑や土といった農業を身近に感じることが少ないメンバーは、思い思いに楽しんでくれました。
今回の作業は大根と人参の収穫、じゃがいもの植え付けです。
農薬や肥料を使わない、より自然的な農業を実践しているため、枯れ草をかき分けながら作業開始。
枯れ草や雑草をマルチ(土を覆うビニールシートのようなもの)のように利用することで、土の乾燥と新たな雑草の発芽を防ぐことができます。
また、土中の菌を有効活用し、これらの枯れ草が有機物となって次の野菜の養分に。
フルタク畑では自然の力を最大限に発揮させ、有機物や栄養分の循環を促すことでサステイナブルな畑作りに注力しています。
楽しい楽しい大根の収穫。やはり、大根を引っこ抜いたときの爽快感はひとしおです。
自分で収穫したこと、大根が生きていることを肌で感じることでその大根がどんな形であれ、食卓が楽しみになります。
次は人参の収穫。人参は数が少なかったこともあり、ほとんど宝探しでした。
引っこ抜くことよりも見つけることに楽しみを見出す参加メンバー。
小さい人参でも喜びは十二分にあったようです。
最後はじゃがいもの植え付け。時間を忘れ、のんびりと語り合いながら。
このメンバーで同じ時間を過ごすことを幾度となく重ねてきたような、何年も前から出会い語りつくしてきたような。
そう思わせるほどに深く、濃く、楽しい語り合いの時間となりました。
参加者からは「心が洗われる」「エネルギーを感じられた」「心の底から豊かだと思える時間だった」との声をいただきました。
畑というオープンな空間で一緒に手足を動かすことでこそ得られる独特の居心地の良さを存分に楽しむことができました。
帰り道もまた楽し
帰りは行きとは違う道で。
田んぼや野菜畑の合間を縫って帰宅します。
ずーーーーーーーっと空気がおいしく、心が満ち足りた自転車旅となりました。