【西区・飯氏】糸島の漁師さん直営! 1貫90円の寿司バイキング「おさかな天国」
糸島市・船越漁港の漁師さんたちが直営する「おさかな天国(てんごく)」さんは、福岡市西区飯氏(いいじ)の国道202号バイパス沿いにあります。
新鮮な魚介類を目当てに訪れるお客さんで開店直後からにぎわいます。中でも人気なのは、1貫90円の「寿司バイキング」。
今回は激安寿司バイキングの全貌と社長の想いを伺ってきました。
目次
寿司バイキングのネタは40種類!買った鮮魚もその場で腕利きスタッフさんがさばいてくれる「おさかな天国」
1貫90円の寿司バイキング ネタはタイ、ノドグロ、アナゴなど40種類
「寿司バイキングが人気ですよ!」社長の仲西勝敏(なかにし・かつとし)さんにお薦めの商品を尋ねると、すぐに教えてくれました。
なんと寿司バイキングでは、新鮮なネタを使用したお寿司が1貫90円(税込)で楽しめ、ネタは約40種類もあり、タイ、ヒラメ、アワビ、キンメダイなどの高級魚も取り揃っています。
「ノドグロやアナゴがよく売れますね。」と仲西さん。魚介類はお店でさばいて調理し、お寿司を作っています。
お寿司は好きなネタをトングで選んでプラスチックのケースに並べていきます。
私はシマアジ、ヤリイカ、カワハギ、カンパチなど11貫を買いました。それでも990円。玄界灘など地元で取れた新鮮な魚介類を中心としたお寿司が、この値段で味わえるのはうれしいですね。
国道202号バイパス飯氏交差点のすぐそば
ここで「おさかな天国」さんの場所を説明します。国道202号バイパスを福岡市西区・今宿方面から糸島市方面に車で進むと、飯氏(いいじ)交差点の少し手前の左手に見えてきます。
駐車場は約30台分あります。土曜、日曜、祝日は1日に700人ほどのお客さんが来店されるとのことで、私が訪れた土曜日の午前中も駐車場は混雑していました。
写真はお店の外観。入り口の軒下にツバメの巣がいくつかあって、親ツバメが出入りする姿が見え、ほのぼのした雰囲気です。
2006年に開店、16年に現在地へ移転
「おさかな天国」さんは2006年に現在地から200メートルほど離れた場所に開店しました。当時の志摩町、現在の糸島市の船越漁港に所属する漁師さん12人と、仲西さんの計13人で立ち上げたそうです。
仲西さんは高校を出て15年船越で漁師をした後、福岡市の鮮魚店に10年勤めました。その後「おさかな天国」のオープン時に「一緒にやろう」と、店長として招かれたそうです。漁師さん直営の店を出した理由は「糸島の新鮮な魚を直接、自分たちから買って食べてほしい。」という思いがあったとのこと。
今の場所には2016年に移転。売り場や駐車場が広くなっただけでなく、悪天候に備えて魚市場からも仕入れる態勢を整え、玄界灘や九州各地で取れた活きのいい魚介類がそろうようになりました。地元の野菜や肉なども充実させたことと、バイパス沿いにあるためお客さんも増えたそうです。
糸島市はマダイの漁獲量が全国でもトップレベル。5月から12月の漁期には船越漁港で水揚げされたマダイが店頭に並びます。旬のマダイは大きいもので60~70センチもあるそうです。
鮮魚店や飲食店で経験を積んだスタッフが魚をさばいてくれる
店内には、刺し身の盛り合わせ、アラカブの煮付け、タイの頭のあら炊きのほか、梅干しや柚子こしょうなどもあります。品揃えは全部で約200品目とのこと。
ずらりと並ぶ鮮魚にも圧倒されます。アジ、サバ、イシダイ、ヤリイカ、コウイカなど、よりどりみどり。
これらの魚介類は、購入した後にお店の人に頼めばさばいてもらえます。過去に鮮魚店や居酒屋さんで長年魚をさばいた経験のある5人のスタッフさんが、手際よく三枚おろしや二枚おろし、切り身にしてくれます。
仲西さんは「若い方は、魚をさばくのが苦手な場合もあるでしょうから、気軽にお申し付けください。」と笑顔で話していました。
私の目の前でも、お客さんが「これをお願い。」と買ったばかりの魚をスタッフさんに託す姿が見られ、スタッフさんも慣れたように「いつもありがとうございます!」と応じていました。鮮度も品揃えも良く、丁寧なスタッフさんもいる「おさかな天国」さんに通う人たちの気持ちがわかりますね。
アットホームな雰囲気が魅力
アットホームな雰囲気の「おさかな天国」さん。気さくなスタッフさんや、フレッシュな食材を手にしたお客さんの笑顔が溢れる姿に、船越の漁師さんたちが誠実に築いてきたお店の魅力を感じました。
店名: おさかな天国 住所: 福岡市西区飯氏824-1 電話番号: 092-806-8627 営業時間: 9:00~18:30 定休日: 木曜日 ※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。INFORMATION