森林浴や運動、花見ができる糸島・前原の「笹山公園」に行ってみよう！

森林浴や運動で心も体も元気に！桜のシーズンには花見客でにぎわう「笹山（ささやま）公園」

アクセス

笹山（ささやま）公園は入り口が公園北口、南口、西口、遊歩道入り口、公園南階段口といくつもあるのですが、今回は西口から入って行きます。

笹山公園西口はJR筑肥線の筑前前原駅から徒歩約5分のところにあります。

見事な桜がお出迎え

笹山公園西口は上り坂になっています。

坂を歩いていくと、公園入口には大きな桜の木がたくさんあり、筆者が訪れた3月下旬ごろには見事な花を咲かせていました。

こちらの公園の通行路には山道と遊歩道があり、どちらを選んでも北展望台やその先にある舞岳城（まいだけじょう）跡まで行くことができます。

遊歩道は緩やかなアスファルトの道路になっていますが、場所によっては車が通ることもあるので注意が必要です。

賑わう広場

笹山公園には広場がいくつもありますが、こちらは公園西口から入って最初に辿り着く広場になります。

4つほどある広場の中で、この広場と「中央広場」にのみ公衆トイレがあります。

綺麗な桜の木の下では、大人から子供までたくさんの人たちが集まり、お酒を飲んだり走り回ったりしていました♪

北展望台付近

こちらの写真の右上に見えるのが、北展望台。

展望台付近の桜を見上げてみたら、素敵な写真が撮れました◎

わき道には…

北展望台からさらに上にのぼっていく道の途中で、ふと興味を覚えてわき道にそれてみました。

盛んに人が行き来する遊歩道とは違って、わき道には誰もいません。

静寂の中、少し冷たい風が心地よく感じられます。

落ち葉を踏む自分の足音に耳をすませながら道を下っていくと、そこにあったのは森の深い緑と桜の淡いピンクが織りなす、幻想的な光景でした。

こちらの公園を訪れた際には、ぜひわき道にも忘れずに入ってくださいね！（笑）

2つ目の広場も綺麗！

こちらが、北展望台の先にある2つ目の広場になります。

こちらも桜が見事に咲いていますね～！ほんのり青い空の色も、いい感じです。

こちらの広場からさらに奥に進むと、日清・日露戦争と第二次世界大戦で亡くなった人々の慰霊塔があります。

その横にある道を上っていくと、ちょっとした広場があり、その付近一帯を「舞岳城跡」というそうです。

舞岳城跡から眺めた景色

舞岳城は、戦国時代に波多江（はたえ）氏という豪族によって築かれたそうです。

波多江氏は高祖山（たかすやま）城の原田氏の一族で、志摩郡波多江を所領としたとのこと。ちなみに高祖山は、糸島市南東部にある山です。

周囲を見渡したところ、舞岳城の城郭などは残っていない様子でした。

こちらが、舞岳城跡から眺めた景色になります。奥に見える山は、“糸島のシンボル”可也山（かやさん）です。

筆者がこの場所に辿り着いたときには、すでに日が沈みかけていました。

可也山と桜という組み合わせも素晴らしいですが、そこに夕暮れという要素が加わることで、何とも言えない哀愁が漂います。

沈みかけた夕日、可也山、桜とをそれぞれ見比べながら、筆者はしばし呆然とそこに立ち尽くしていました。

ふと思い浮かんだのは、「この地に城を築いていた波多江氏も、夕方にはこうやって沈みゆく夕日と可也山とを眺めていたのだろうか」ということ。

当時もここに桜が咲いていたかどうかはわかりません。もし咲いていたなら、筆者は波多江氏と同じ景色を見たのかもしれませんね。

一方で、桜ではない花が咲いていたとしたら、それは一体どんな花だったのだろうかと、気になって仕方がありませんでした。

笹山公園は、春の晴れた日がおすすめ！

ここまで笹山公園についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

笹山公園は、広場で体を動かしたり、坂を上ったり下ったりと思いきり運動ができ、森の中に入ったり桜を見たりしてリラックスもできる、素晴らしい公園です。

頂上付近からは、“糸島のシンボル”可也山を見ることもできます。

その一方で、入り口が多かったり、公園内が広かったりと、1度訪れただけではその全貌を知るのが難しい公園でもあります。ぜひ何度も訪れてみてください！

笹山公園を訪れるなら春の桜のシーズンが特にオススメ。

花見の季節になったら、家族や友人と一緒に手づくり弁当で遠足に行ってみてはいかが？

きっと素敵な思い出になることでしょう！

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