糸島・神在にある「伊都国 宮地嶽神社」へ、清々しさと歴史ロマンを求める旅に出よう

糸島・神在にある「伊都国 宮地嶽神社」へ、清々しさと歴史ロマンを求める旅に出よう

「伊都国宮地岳」という山の中に、「伊都国 宮地嶽(みやじだけ)神社」という神社があります。

山中にあるので空気が特に清々しく、とても神秘的な神社です。

付近には小さな祠もありました。祠の東面、北面、南面にはそれぞれ何か文字が書かれています。これらは、一体...?

清らかで歴史のロマンに満ちた、「伊都国 宮地嶽神社」へご案内します。

清々しい空気、小さな祠の謎。清らかでありながら歴史のロマンに満ちた「伊都国 宮地嶽(みやじだけ)神社」

アクセス

「伊都国 宮地嶽神社」(以下、宮地嶽神社)に行くには、JR筑肥線の美咲が丘駅から車で3分のところにある「宮地岳自然公園 おもいたち広場駐車場」で車を停め、そこから22分ほど歩きます

駐車場はこんな感じ。

それでは、宮地嶽神社まで行ってみましょう!

 

神社があるのは山の中

駐車場を出たら、近くに見える山の中に入って行きます。

山中には虫が多いので、苦手な方は虫除けスプレーなどの装備を忘れずに。

服装に関しては、本格的な登山の恰好をしている方もいれば、スポーツウェアや普段着で歩いている方もいました。

なるべく半袖半ズボンは避けた方がいいですが、基本的に「動きやすい服装」であれば大丈夫です。

ちなみに筆者は、半袖のアロハシャツに半ズボンでした(途中で長袖を着ましたが)。

 

分岐点で左へ

しばらく進むと、このような分岐点があります。

神社に行くには、左に曲がってください。

ちなみに、こちらの分岐点を右に曲がってみたところ、ときどき民家があるものの人気はほとんどなく、次第に狭い山道になっていきました。

そのまま進むと山を下りて、「釜塚古墳」というところに出るようです。

 

お手洗いがあります

山の中にある、アスファルトで舗装された道をひたすら上っていくと、右手に階段があるのが見えました。

付近の看板を見ると「お手洗い」と書いてあります。

「さては、神社の御手洗いかな?」

そう思って階段を上ってみると、たしかに木の陰からうっすらと明かりが見えます。

早朝に訪れたので、消え残った行灯(あんどん)の灯のようで、神々しい限りでした。

「おお、あれが…。」と思わず手を合わせ、近くまで行ってみると…なんとトイレでした。

筆者は「そっちのお手洗いかい!」とツッコミながら通過。

道中トイレに行きたくなった方はぜひ、こちらのお手洗いをご利用ください。

 

おごそかな社殿

「お手洗い」を通り過ぎて少し上ったところに、宮地嶽神社はありました。

見事な石に大きく神社の名前が書いてあります。

形状といい、光沢といい、ようかんみたいですね。

社殿からは、おごそかな雰囲気が漂っています。

「いやー、早朝の神社は清々しいな。誰もいないし、涼しいし。」

そう思いながら歩いていると、ふいに神社の宮司さんが現れました。

手にほうきを持っているところを見ると、境内の掃除をされていたようです。

いきなりの事態だったので、驚きのあまり「あっ、おは!…!…!」と言葉に詰まってしまいました。

その後、落ち着きを取り戻してお話をしていたところ、宮地嶽神社と同じ山の中にある「とっぺん展望台」という展望台への行き方を教えていただきました。

とっぺん展望台は、天気が良い日には加布里湾やその先の海まで見えるという、見晴らしの良い展望台です。

神社に来られた方は、ここまで来たついでに寄ってみてはいかがでしょうか。

 

小さな祠には文章が書かれている

宮地嶽神社の隅の方に上り階段があり、上ってみると小さな祠(ほこら)がありました。

近くにあった碑文によると、こちらの祠は300年ほど前、江戸時代に建てられたとのこと。

碑文の東面・北面・南面にはそれぞれ文章が書かれてあります。

全部に目を通したところ、3つの面を合わせて1つの文になっているようで、北面・東面・南面の順に読むと意味が通ります。

まずはこちらが、北面。

続いてこちらが、東面。

最後にこちらが南面になります。

内容を読むと、以下のようになります。

1200年以上前(奈良時代)に吉備真備(きびのまきび)が唐に渡るときに、航海安全を祈って鷹ヶ峯(今の宮地岳)に熊野神社を祀った。」

「その200年後(平安時代)に原田氏がご神体を鷹ヶ峯から勝軍山(いまの宮地岳)にお移しすることになったとき、もとの神社が後世にすたれてしまうことを恐れて宮司俊正が石の祠を建立した。」

ここで疑問に思うのが、「鷹ヶ峯も勝軍山も、どちらも今の宮地岳とあるのに、まるで別の山に移したかのように書かれている」ということ。

これは、以前は2つの山があったものの今では1つになっているのか、それとも鷹ヶ峯か勝軍山のどちらかが別の場所にある山で、誤って「今の宮地岳」とされているのか。

はたまた別の意味が隠されているのか。謎は深まるばかりです。

各面に書かれた文によれば、1200年以上前にはすでに「鷹ヶ峯」という山があったことになります。

1200年も経てば、地殻変動などで別の山とくっついたり、何らかの変化があったりしてもおかしくありません。

謎は残りますが、この宮地嶽神社がある山「宮地岳」が、1200年以上も前から歴史の舞台に出てきていることに、驚きました。

宮地岳は「糸島の誇り」でもありますね。

 

神社も人も気持ちが良い! 宮地嶽神社

山の中にあるということもあって、宮地嶽神社はとても気持ちの良い場所でした。

宮司の方も優しく親切な方だったので、もし会えたら気軽に話しかけてみてくださいね。

それから、小さな祠に書かれた文章の謎は、いつか解けるかもしれませんし、解けないかもしれません。

糸島には、歴史上に名を残した山や遺跡がまだまだ沢山あります。それらを巡っていく中で、何か謎を解く手がかりが得られるかもしれません。

ぜひ皆さんも、清々しさと歴史ロマンを求めて、こちらの宮地嶽神社をはじめとする、糸島各地の山や神社へ訪れてみてください。

INFORMATION

店名:

伊都国 宮地嶽(みやじだけ)神社

住所:

福岡県糸島市東1011

電話番号:

092-323-5769

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
おぬま

おぬま

歌って踊る学生ライター

MVP 2023

MVP 2023

あらゆる点から、2023年に最も活躍してくれたライターに贈られる賞です。

九州大学文学部の3年生。興味を持ったことは、とことん深めるタイプ。 今ハマっているのは、筋トレと瞑想と踊り。 YouTubeチャンネル「おぬまのダンスパラダイス♬」やブログ「おぬまの糸島探検記」を運営。 日本語検定1級、漢字検定準1級。