【糸島・波多江】安産祈願だけじゃない!すべての方にオススメしたい「産宮神社」

【糸島・波多江】安産祈願だけじゃない!すべての方にオススメしたい「産宮神社」

糸島・波多江にある産宮神社(さんのみやじんじゃ)。

近くを通ることはあっても、今まで1度も訪れたことがありませんでした。それは今の自分が「出産」とはあまり縁がないからかもしれません。

しかし今回、勇気を出して訪れてみることに。するとそこには、興味深い発見がいくつもありました。

安産祈願はもちろん、その後の人生も見守ってくれる「産宮神社」(さんのみやじんじゃ)

アクセス

産宮神社(さんのみやじんじゃ)を訪れるには、主に以下の2通りの方法があります。

①車の場合、西九州自動車道の今宿ICから約10分の場所にあります。

②電車の場合は、JR筑肥線の波多江駅から徒歩約5分。駅からとても近い神社です。

こちらは産宮神社の向かいにある広場になります。神社の駐車場はこの隣にあり、10台ほどの車が停められます。

 

神社入り口付近の様子

産宮神社の入り口の様子はこのようになっています。糸島の南の方にある神社とは違い、長い石段を上る必要がないため気軽に参拝することができますね。

産宮神社は安産祈願の神社として有名です。神社前の情報板によると、神功皇后も三韓遠征の際にこちらの神社を訪れ、産期が伸びるように祈願したのだとか。

その後、神功皇后は日本に帰って来て皇子を無事に出産し、「百手的射」(ももてのまとい)という弓矢で的を射る神事を奉納したとのこと。百手的射は現在も毎年2月25日に行われているそうです。

手水舎で手を清めましょう。こちらの神社の手水は竹の隙間から水が流れる形になっており、風情がありました。

境内にはブランコもありました。4つあるので、4人家族で来ても全員遊べますね♪

 

本殿を参拝

それでは参道をまっすぐに進み、本殿を参拝しましょう。本殿は風格を感じさせる、立派な見た目になっていました。

本殿のそばには「せいくらべ」と刻まれた石もあります。産宮神社は安産祈願をして子供が無事に生まれるだけではなく、その後の成長も見守ってくれる頼もしい神社だなと感じました。

「せいくらべ」の石のそばには、産宮神社の年間祭事が刻まれた石もありました。毎月25日には、安産祈年祭が催されるみたいです。

「産宮神社」と右側から刻まれているのが、歴史を感じさせますね。

 

狛犬を観察してみると…

本殿の参拝を終え、狛犬を観察していると、あることに気がつきました。

それは、「狛犬の足元に何か丸いものがある!?」という発見でした。

反対側の狛犬も見てみると、こちらは足元ではなく口の中に丸いものがありました。

わかりやすくするために、少し近づいてみましょう。確かに口の中に何か丸いものがありますね。舌ではなさそうです…。

調べてみると、足元に玉がある方は「玉取り」と呼ばれる状態で富や財産、吉祥の象徴であるようです。そして玉は宮中などで飾りや遊びに使われる鞠(まり)であるとのこと。

口の中にある方は虚言妄言に対する戒めであるそうです。口の中に鞠を含んでいれば、ペラペラとしゃべることは困難。そうなると口に出す言葉もしっかり考えて選び抜くことになります。

とかく人間は口からの災いに遭うことが多いもの。こちらの狛犬の姿を見習い、私たちも自分の発する言葉に注意深くなる必要があるでしょう。

ちなみにこれは後日談ですが、産宮神社を訪れた後にいくつかの神社を参拝したところ、玉取りや口の中に玉を含んだ狛犬を相当数見つけることができました。

筆者が今まで気がつかなかっただけで、糸島には産宮神社にいるような狛犬がたくさん存在しているようです。

 

本殿の周囲の様子

狛犬を見終わったら、本殿の周囲を歩き回ってみましょう。

産宮神社のご神木はかなり立派だなあ、と思いました。

境内に植えられている木の数は、わりと多い印象です。

写真の位置からまっすぐ進めば、宮司さんの家に行くことができ、安産成就や交通安全のお守りを手に入れることができます。

こちらは本殿の裏の様子。涼しく、心を落ち着けることができます。

本殿の側面の装飾もなかなか立派です。

 

境内社

産宮神社の境内には庚申社や天神社がありました。

宮地嶽神社もあります。本殿よりは小さいですが、本殿に負けず劣らず立派な見た目です。

 

 

子安梅

境内社である天神社や宮地嶽神社の近くには、「子安梅」(こやすうめ)という梅の木が植えられていました。

子安梅には神功皇后が朝鮮半島から持ち帰り、この地に植えたという伝説があるそう。妊婦の方がこの梅の実をいただけば安産になる、とも言われているそうです。

 

おわりに

今回は糸島・波多江にある産宮神社の様子をお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。

産宮神社は名前の通り安産祈願の神社ですが、それだけではなく子どもの成長や交通安全など、誕生後の人生も長らく見守ってくれる、そんな神社であると感じました。

めでたくご懐妊された方はもちろん、子どもからお年寄りまで、すべての方にオススメできる神社です。ぜひ1度訪れてみてください♪

INFORMATION

店名:

産宮神社

住所:

福岡県糸島市波多江駅南1丁目13-1

電話番号:

092-322-4159

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
おぬま

おぬま

歌って踊る学生ライター

MVP 2023

MVP 2023

あらゆる点から、2023年に最も活躍してくれたライターに贈られる賞です。

九州大学文学部の4年生。興味を持ったことは、とことん深めるタイプ。 今ハマっているのは、筋トレと瞑想と踊り。 YouTubeチャンネル「おぬまのダンスパラダイス♬」やブログ「おぬまの糸島探検記」を運営。 日本語検定1級、漢字検定準1級。