【糸島・神在】鳥居をくぐれば、清冽な空気が鼻腔を突き抜ける。その神秘を全身で堪能しよう!「神在神社」
糸島市神在にある「神在神社」は、霊験あらたかなパワースポットとして知られています。
神社の奥にある「神石」はとても神々しく、作法に従ってパワーをもらったところ、全身に力がみなぎったように感じました。
今回は糸島の中でも特に神秘的な、神在神社と神石の様子をお伝えします!
目次
清らかな空気、気持ちの良い手水、足形石、神石…すべてが神秘的な「神在(かみあり)神社」
アクセス
神在神社の最寄り駅は、JR筑肥線の一貴山(いきさん)駅。その次に近い駅は加布里駅になります。
神社のパンフレットによれば、一貴山駅からは徒歩約8分、加布里駅からは徒歩約11分とのこと。
駐車場がないので、車で訪れるのはオススメできません。ちなみに筆者は自転車で行きました。
神在という地域は主に山と田んぼで構成されており、所々に住宅があります。
道を進んでいると、このような看板がありました。
指示通り、左に行ってみましょう。
神在神社の中へ
先ほどの曲がり角で左折したあとまっすぐ進んでいると、そのうちに神在神社が見えてきます。
古色蒼然とした、風格のある鳥居が立っていますね。
鳥居をくぐると、神社特有の清らかな空気が鼻腔に感じられました。
この空気を感じるとき「ああ、神社に来たんだな」と思いますね。
手を洗い、参拝
正面に本堂が見えますが、焦らずにまずは手を洗い、口を漱ぎましょう。
手水舎(ちょうずや、手を洗うところ)は、右側にあります。
石だらいの底にわずかに水が残っていたので、これを使うのかと思って柄杓で必死に水を掬おうとしましたが、無理でした。
左側に蛇口があるので、ひねって水を出しましょう。
水で手を洗い、口を漱ぐと、とても爽やかな気分になりました。神在神社の手水は、とくに気持ちがいいです。
さっぱりしたところで、本堂にお参りしましょう。
筆者は神在神社を訪れた翌日が21歳の誕生日だったので、「20年間無事に生きてこられたこと」への感謝と今後のさらなる成長を祈念しました。
埴安命(はにやすのかみ)
本堂の右側には、埴安命(はにやすのかみ)という、この土地に根付いている地鎮祭の神様が祀られていました。
こちらにもお参りをしておきましょう。
埴安命の手前には、庚申尊天も祀られていました。
そしてこちらが、埴安命が祀られているお堂。
下の写真の中央に映っているのは、「足形石」と呼ばれているそうです。
とくに誰の足形であるかは記されていませんでしたが、一般には、足形石は神霊の来臨や影向(ようごう)を伝えたものとされているそう。
影向とは、「神様や仏様が仮の姿をとってこの世に現れること」。
いったい、どなたの足形なんでしょうね~。
神石へ
それでは、いよいよ神石(かみいし)を拝みに行きましょう!
鳥居から本堂をまっすぐ見たとき、左側へ進めば神石への道があります。
所々に看板があるので、見落とさないようにしながら進みましょう。
駐車場はないので、移動手段は徒歩のみとなります。
こちらの看板から約260メートルとなっているので、5分もあれば辿り着けると思います。
アスファルトの上を歩きながら右を見ると、木々がまっすぐに伸びています。視界いっぱいに広がる緑が、心地よいですね。
左を見ると、こちらには竹がいっぱい伸びています。
左右を木と竹に囲まれているので、空気が一段と美味しくなっています。
その空気をいっぱいに吸いながら、元気に歩いていきましょう!
どんどん進んでいこう
しばらく進むと、下のような景色が見えてきます。
右手のフェンスの先には、太陽光発電所とヒマワリがあります。道中、それらを見物しながら行くのも良いでしょう。
フェンスの向こうに大きめの石が見えます。一瞬、これが神石かと思いましたが、違ったみたいです。
少し道が薄暗くなってきました。早朝だからでしょうか。
いや、この木々の茂り具合から考えると、この場所は昼間でも薄暗いことでしょう。
念のために、ライトなどを持っていくのをオススメします。
神石は左にあるようです。あと50メートル。
道は奥まっていく
先ほどの分岐点で左に向かうと、このような道が伸びています。
写真なので少し明るく見えますが、実際はかなり薄暗かったです。
ちょっと進むと、右側に神石に続く道があります。この辺りは道が狭くなっているので、足元にご注意ください。
けっこう草が生い茂っています。奥の方に、神石らしきものが見えますね。
圧倒的に神聖な神石が、目と鼻の先に…!
神石
「おお!」
思わず声を上げてしまいました。
どんな言葉をもってしても、この気分を言い表すには足りないでしょう。
限りなく神秘的で、限りなく安らかな、ものすごく心地よい状態でした。
神石だけでなく、周りの木、竹、草までが神秘的に映ります。
神石の周囲は、蚊の飛ぶ音がうるさいと感じられるほど、静寂に包まれています。
「……」
ここで、この神石をぐるりと観察してみましょう。
こちらが、最初の写真から少し右に回って見た神石の様子。
さらに右へ、反時計回りに歩いてみます。
裏側にやって来ました。同じ神石ですが、どこか別の石に見えますね。
ちょうど、朝陽が射してきました。
まさに荘厳。
「神功皇后が、紫にたなびく雲をここで目撃した」という伝説があるくらいですから、この神石はきっと驚くほど長い時間ここにいるのでしょう。
その間、何を見てきたのか。いま、何を思っているのか。もし話ができるなら聞いてみたいものですね。
そしてこちらが、神石を支えている木々。空に向かって力強く伸びているのが印象的でした。
おわりに
神石とその周囲の空気はとても清冽で、いつまでもそこにいたい気分でしたが、汗ばんだ身体にまとわりつく蚊が刻々と増えてきたので、仕方なく退散しました。
神石から神在神社の方まで歩くこと数分。
神社の鳥居に続く階段のそばに停めていた自転車にまたがったとき、林の向こうの草地が朝陽に輝いているのが見えました。
その景色を見ていたら、不思議と心が揺さぶられ、「よく生きよう」と強く思いました。
目に映るものすべてが神秘的な神在神社、訪れたら人生が大きく変わるかもしれませんよ。
機会があればぜひ、行ってみてください。
INFORMATION
店名:
神在(かみあり)神社
住所:
福岡県糸島市神在801-1
電話番号:
092-322-2098
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。