糸島・深江にある深江神社。
訪れるまではどんな神社なのかよくわからなかったのですが、実際に行ってみると想像以上に境内が広く、散策するだけでも十分楽しむことができました。
さらに本殿の装飾も凝ったものとなっているので、見ごたえがあります。ぜひ皆さんの目で確かめてみてください!
そういうわけで、今回は深江神社の様子をご紹介していきます。
「深江(ふかえ)神社」の広い境内には凝った装飾や秀吉の茶会跡があり、色々と楽しめる!
アクセス
深江神社はJR筑肥線の筑前深江駅から徒歩4分の場所にあります。
境内に数台車を停めることもできるので、車で訪れることも可能です。その場合、深江インターから車で2分の場所にあります。
神社付近は道幅が狭くなっているので、車の方も徒歩の方も十分お気をつけください。
神社の近くまで来ると、鳥居と大きな木が見えてくるのですぐにわかるかと思います。
入り口
まずは鳥居をくぐり、内部に入って行きましょう。
本殿まで、まっすぐに参道が伸びています。
境内にある最初の広場。暖かい季節にはピクニックなどができそうですね♪
さらにもう1つ鳥居をくぐると、その奥に本殿があります。
手水舎(ちょうずや)は大きめです。
境内社は6社
本殿の様子をお伝えする前に、深江神社の境内社についてご紹介します。
深江神社の境内社は、稲荷神社や須賀神社、秋葉神社、外内(げない)神社など全部で6社あります。
こちらが稲荷神社。
そしてこちらが、外内神社になります。外内神社のそばには川上宮、皇大神宮があります。
本殿の脇には須賀神社があります。
須賀神社のそばには、飛梅(とびうめ)が植えてありました。飛梅とは太宰府天満宮のご神木として知られる梅の木の名称なのだそう。
飛梅について調べてみたところ「大宰府にあった飛梅は各地の菅原道真を祭神とする神社に株分けされた」とあったので深江神社のご祭神を確認してみると、「玉依姫命、菅原道真命」と書かれていました。
飛梅にはまた、菅原道真にまつわる伝説もあるそうです。興味のある方はぜひ調べてみてくださいね!
そして境内の奥の方、石段を上った先には、秋葉神社があります。広い森の中にあり、境内社の中では1番気持ちの良い場所にある神社です。
本殿
それでは本殿にお参りしましょう。
狛犬はがっしりしていますね。後ろに見える「菊正宗」というお酒が境内に散見されたのが印象的でした。
狛犬の背後の広場を目にしただけでも、「この神社は広そうだな」という予感がしてきます。
本殿の側面に回ってみましょう。画面中央に、鳥の彫刻があるのが見えます。最初は絵かと思いましたが、しっかり見てみると木彫りですね。
さらに見ごたえがあるのが、こちら。画面中央の柱の上の方に、狛犬の装飾があります。こちらは口を開いている狛犬ですが、反対側に回ってみると口を閉じた狛犬の装飾が見られました。
このように深江神社の本殿は装飾が凝っているので、細部まで見ていくとさらに楽しめます!
裏へ
本殿を見終わったら、裏に進んでみましょう。石段があったので、上っていきます。石段の先には前述の秋葉神社がありました。
清らかな空気が心地よいです♪
見渡してみると、思いきり走り回れそうな広さがあります。もう少しこの森を探検してみましょう。
小道を見つけたので、たどっていきます。
すると、川のそばに出ました。柳川という川のようです。
太閤お茶会跡
川から引き返したら、今度は逆の方向へ歩いてみましょう。
しばらく歩いて行くと、神社と深江小学校の境目のあたりに、「太閤御茶会跡」という場所がありました。
神社にあった情報板によれば、朝鮮出兵の際、名護屋城に在陣していた豊臣秀吉が天正20(1592)年8月にこちらの深江神社を参拝し、野点(のだて)を催したのだそう。
その際、淀君ご懐妊の知らせが届いたので大いに喜び、当時深江の領主であった小早川隆景に命じて深江神社の社殿を再興したとのことです。
小早川隆景が深江の領主だった時期があることに、筆者は驚きました。
彼もまた、深江神社に安産の鳥居を1基奉納したそうです。
おわりに
今回は深江神社の様子をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
深江神社の広い境内を歩いていると、以前訪れた宇美八幡宮を思い出しました。
本殿の装飾が凝っていたり、境内社が6社もあったり、豊臣秀吉の茶会跡があったりと、深江神社も見どころがいっぱいありましたね。
ぜひ1度訪れてみてください!
INFORMATION
店名:
深江(ふかえ)神社
住所:
福岡県糸島市二丈深江6丁目3-18
電話番号:
092-325-0384
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