幻想的な光と影の世界!糸島・志摩の「ろうそく工房クレアーレ」

幻想的な光と影の世界!糸島・志摩の「ろうそく工房クレアーレ」

糸島のなかでも、さまざまな工房が集まる志摩地区。
豊かな自然に囲まれながら、職人たちが日々、作品作りに取り組んでいます。

今回紹介するのは、糸島の自然にインスピレーションを受け、美しいそうろくを生み出す女性作家の工房です。

自然に囲まれた工房で生まれる、あたたかな手作りろうそく

静かな丘の上の工房へ

西九州自動車道・前原ICから北へ車で約15分。

道路脇の看板を目印に田んぼの中の一本道を進むと、そこに「ろうそく工房クレアーレ」さんは立っています。

JR筑前前原駅からは、車で10分ほどで到着します。

工房は、久留米市出身のろうそく作家・副島史絵(そえじま・ふみえ)さんの作品の展示スペースと自宅も兼ねています。建物の前には車5台分ほどの駐車場があります。

中に入ると、モダンな雰囲気の展示スペースが広がっています。ろうそくの灯りがよりはっきりと見えるよう、窓を低くすることで光を抑える設計になっているのだとか。

展示スペースには、手のひらサイズのものから10キロほどもある大きなものまで、さまざまな作品が並んでいます。作品は買うことができ、価格は500円から5万円ほど。

約20年前、福岡市内から夫婦で糸島に移住してきた副島さん。静かで自然豊かな環境に魅力を感じたそう。

そんな副島さんの手掛けるろうそくは、自然の中の模様や形をモチーフに、影や溶け方にこだわっているのが特徴です。

こちらは、木の模様からアイデアを得たというろうそく。まるで月の満ち欠けのように溶けていくようすを楽しむことができます。落ち着いた色合いにもうっとり。

作品のなかでも、いくつかオススメのろうそくを紹介します。

 

星の影が浮かび上がる「スターキャンドル」

スターキャンドル 2,800円(税込)

まるでスターフルーツのような形をしているこのろうそく。人気の高い作品のひとつです。

コロンとしたフォルムもかわいい!そして、火をつけてみると

くっきりと星の影が現れるんです!プレゼントとして誰かに贈り、驚かせたくなりますね。

 

自然由来の色合いに惹かれる「蜜蝋」

最近人気を集めているのが、ハチの巣から取れる「蜜蝋」で作ったろうそく。形はタマゴ型とシズク型の2種類あります。

●蜜蝋tamago 3,200円(税込)

●蜜蝋tubomi 3,200円(税込

ボタニカルな見た目もかわいらしく、火をつけるとほんのり甘い香りがします。とろとろと溶けていく姿もまるではちみつのよう…。ナチュラルな雰囲気の部屋によく合いそうです。

 

糸島の四季を閉じ込めた「志摩の夕日」

●志摩の夕日 4,000円(税込)

こちらの作品は、内側にカップキャンドルを入れる形になっています。中のろうそくに火を灯すと、外側に描かれた夕日のグラデーションが優しく照らし出されます。

外側のデザインは、夕日のほかにサクラやイルカ、モミの木など季節によって変えているのだそう!

季節ごとに集めて、玄関などに飾っても素敵ですね。

 

手作りろうそくで癒しのひとときを

「かわいいだけでなく、自分ならではのろうそくを作りたいと思っています。買ってくれた人たちに、思いが伝わるものであってほしい」と話す副島さん。

ひとつひとつの作品から、その優しい人柄が伝わってきます。工房を訪れたお客さんとの会話も、楽しみのひとつとのこと。

インテリアとして飾ってもおしゃれな手作りろうそく。糸島のお土産や大切な人への贈り物にもぴったりです。ディナーやバスタイム、夜のリラックスタイムなどに灯して、ゆっくりと眺めみてはいかがでしょうか?

週末には、ぜひ工房へ出かけ、副島さんとの交流や美しいろうそくの光で癒されてください。

INFORMATION

店名:

ろうそく工房クレアーレ

住所:

福岡県糸島市志摩松隈658-1

電話番号:

092-327-3532

営業時間:

11:00~17:00

定休日:

月~金

一人当たりの予算:

¥500~

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
中山 さおり

中山 さおり

公認ライター

連載賞 2023

連載賞 2023

2023年にメディア上にて、連載記事を担当したライターに贈られる賞です。

放送局の記者を経て、現在はライターとして活動中。東北生まれ、東北育ち。2022年、東北を飛び出し九州・福岡へ。料理とサッカー観戦(主にJリーグ)をこよなく愛する。休日や天気のよい日には、愛車で糸島をドライブし、美しい風景やグルメを開拓中。