COVER YOUTH supported by ジーユー|株式会社グーフィージャパン代表 原武志
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COVER YOUTH supported by ジーユー|株式会社グーフィージャパン代表 原武志
ジーユー×meets糸島の連載企画の第2弾!
糸島で活躍するZ世代の若者をゲストに迎え、季節ごとのジーユーファッションを紹介。
ゲストが選んだ糸島のお気に入りスポットでインタビューします。
第2回目のカバーユースは、糸島でバーガーカフェ「goofy(グーフィー)」を経営する原武志(はら たけし)さん。
冬を意識したジーユーのコーディネートを楽しんでいただきながら、今後の展望や糸島の魅力についてお話をうかがいました。
目次
COVER YOUTH vol.2 原武志|supported by ジーユー
トレンドを意識した、ジーユー、冬のコーディネート
今回のカバークリエイターは、大学在学中に起業し地元・糸島でバーガーカフェ「goofy」を経営する原武志さん。
サーフィンが趣味という原さんが撮影場所に選んだのは、糸島半島の西側、志摩サンセットロード沿いに海岸が続く野北サーフポイント。
青い海をバックに、meets糸島が提案したコーディネートを着こなしていただきました。
テーマは「キレイめレトロスポーツテイスト」。
アーガイルカーディガンにスタジャン、抜け感のあるスウェットと旬のレトロスポーツテイスを取り入れながら、キレイめシャツとローファーで大人な高級感もプラス。
遊び心の詰まったデザインだけでなく、冬の防寒対策もバッチリなコーディネートに仕上げました。
「トレンドを追いかけつつ、定番も入っている組み合わせが気に入りました。着心地もすごくいいですね。」
お店で販売しているハンバーガーは、糸島産の野菜と牛肉100%のパティを使用。味のよさに加えて本場アメリカンスタイルのSNS映えするビジュアルが話題となり、多い日には1日300個を売り上げる人気ぶりです。
近年多くのハンバーガーショップがオープンし、まさに「ハンバーガー激戦区」といえる糸島で新たなムーブメントを巻き起こしています。
「普段は黒とかシンプルな服装が好きで、挑戦したいと思ってもできないことが多い。ジーユーはチャレンジしやすい値段も魅力だと思います。」
読者モデル顔負けのさわやかなルックスに、人懐っこい笑顔が印象的な原さん。
慣れた様子でポージングしながらも「人に見られているとやっぱり恥ずかしいですね。」と照れ笑いを見せていました。
〈着用アイテム〉
・パデッドスタジャン(ネイビー)/ Mサイズ 5,990円(税込)
・ローゲージアーガイルカーディガン(ブルー)/ Mサイズ 2,990円(税込)
・オックスフォードリラックスフィットシャツ(ブルー)/ Mサイズ 1,990円(税込)
・ヘビーウェイトスウェットワイドパンツ(グレー)/ Mサイズ 1,990円(税込)
・リアルレザービットローファー(ブラック)/ 4,990円(税込)
※なくなり次第販売終了
「地元で大好きなハンバーガーのお店を」踏み出した一歩
——起業のきっかけを教えてください。
大学で経済や経営について学ぶなかで「自分でお店をやりたい!」と思うようになりました。
当時糸島のジュース専門店でアルバイトしていたので、その経験や繋がりをいかして地元・糸島で飲食店をやりたいなと。実際に動き出したのは大学3年生の時です。
ハンバーガーを選んだのは、僕自身ハンバーガーが大好きだから!
肉と野菜が一緒に食べられて、味もおいしい、満足感もある、そんな食べ物他にありますか?
レシピ作りにはかなりこだわりました。まずは糸島産の新鮮な野菜を使うこと。トマト、タマネギ、レタス、どれも糸島で採れたものです。そして牛肉を100%使った手ごねのパティ。
ハンバーガーショップのなかには、合いびき肉を使ったりつなぎを入れたりするところもありますが、うちのお店では牛肉のおいしさがダイレクトに感じられるようにしたかったんです。
——お店の外観も写真映えすると人気ですね!
もともとはスナックだった場所を居抜きで使っています。
ハンバーガーにぴったりなアメリカンヴィンテージをコンセプトに、ポップで若い人が注目してくれるようなデザインを意識しました。
ペンキ塗りの作業には友人達が手伝いに来てくれて、2日間で20人くらい来たかな?お礼に人数分のハンバーガーを作る方が大変でした。(笑)
たくさんの人の協力があって完成したお店なので、そうやって話題にしてもらえるのはうれしいですね。
若者にしかない力を信じて都会へも挑戦
——学生でありながら企業、不安やプレッシャーはありませんでしたか?
ないと言ったらウソになるけど、でも「やってみないと分からない」という気持ちの方が強かった。
若いうちにやりたいことをやってみたいという気持ちもありました。若者にしかない勢いだったり、体力だったり。そういったものをパワーにしたいと思って。
それに僕、障害がある方が燃えるタイプなんです。
サーフィンにハマったのも、はじめは全然波に乗れなかったから。本当に初めてやった時には立つこともできませんでした。
自分では運動神経がいい方だとずっと思っていたのですごく悔しくて。絶対うまくなってやる!って夢中になりました。
自然が相手だからうまくいかないことの方が多い、でもそこが燃える。ビジネスも同じだと思っています。
——今年の7月には福岡市内の百道浜にも2号店をオープンしたんですね。
goofyをもっとたくさんの人に知ってもらいたいと思って、のどかな糸島とは真逆の都会にあえて出店しました。
糸島の店舗に通ってくれていた常連さんから「もっと日常的に食べたい、福岡市内にも作らないの?」という声をいただいたことも、出店を決めた理由の1つです。
百道浜には野球のドームやショッピングモールが集まっているので、県内外からの観光客やインバウンドのお客さんをターゲットに、ハンバーガーと合わせて糸島を知ってもらういいチャンスなのではと考えています。
生き残るために、常に新しさや変化を追い求める
——お店を経営するうえで大切にしていることを教えてください。
まずは、お客さんを飽きさせないようメニューに変化をつけること。もちろん定番も大切にしながらですが。
今あるハンバーガーのメニューは16種類。それに加えて季節のメニューや店舗限定のメニューも販売しています。
百道浜店では、食べ歩きがしやすいようポテトの上に一口サイズのハンバーガーを乗せた限定メニューを販売していて、これがとても好評です。
(百道浜店の限定メニュー※お店のインスタグラムから)
新しさや変化を持たせることで長く愛してもらえるお店にしていきたいと思います。
もう1つ大切にしていることは、お店のトータルバランスです。
自分のお店を選んでもらうためには、味はもちろん店舗のコンセプトもしっかり守らなければいけないということを強く感じています。何か1か所でも抜け落ちていたら選ばれない。
スタッフの教育にも力を入れています。お店で働いている人は、ほとんどが僕と同級生か年下のアルバイトの子たちです。
若いからこその元気や気持ちよさという部分は出していきたいと思いますが、仕事とプライベートのメリハリはしっかりつける。お客さん一人ひとりに丁寧な接客をするという意識をスタッフ全員で共有するようにしています。
——やりがいを感じるのはどんな時ですか?
やっぱりお客さんがたくさん来てくれた時や、おいしいと言ってもらえた時ですね。
常連さんが知り合いに薦めてくれて、またその人が常連さんになってくれて。そうやってつながりが増えていく好循環をすごくうれしく感じます。
何より僕は糸島が大好きなので、お店や糸島のことを知ってもらえるのがやりがいかな。
ハンバーガーを通じて糸島の魅力を発信、影響力のある経営者を目指して
——糸島の魅力はどんなところですか?
福岡の中心部から近いのに自然が豊かなところ。それに人同士のつながりがずごく広いところです。
ふらっと入った居酒屋さんに祖母の知り合いがいたり、たまたま知り合った人が実はスタッフの親族だったり、都会ではなかなか味わえない心地よさがありますね。
飲食店同士のつながりも本当にあたたかくて、先輩たちにはかわいがってもらってます。
goofyのハンバーガーを食べて糸島の野菜のおいしさを知ってもらいたいですし、まだまだ糸島を知らない人たちが興味を持つきっかけになればいいなと思います。
——お店の展望や原さん自身が今後、挑戦したいことがあれば教えてください。
店舗については、直営店をもっと増やしていきたいです。リゾート地や県外などいろいろな条件や立地でやってみたいなと。
それと、今後はスポーツと絡めた取り組みをやっていきたいと考えています。
福岡は野球やサッカーをはじめプロスポーツが盛り上がっている土地なので、スタジアムに出店したりスポーツイベントを企画したり。
僕自身スポーツ観戦が大好きで、スポーツにはすごいパワーがあると思っています。このパワーをお店の盛り上がりにも利用できれば。
僕個人としては、まずは飲食を成功させて安定させていくことが目標です。それが達成できたら、プロデュースやフランチャイズなど違った業種にもチャレンジしていきたい。
自分が何か始めようと思った時に人が集まってきてくれて、たくさんの人が支えてついて来てくれる、そういった影響力のある経営者を目指したいと思います。
おわりに
取材のなかで「求心力のある人間になりたい」と繰り返し話していた原さん。
若さを武器に臆することなく挑戦し続けながらも、謙虚さと感謝を忘れないその姿勢に惹かれて自然と人が集まってくるのだと感じました。
糸島発のハンバーガーを県内外で味わえるようになる日も、そう遠くないかもしれません。
気になった人は、ぜひ原さんのインスタグラムもチェックしてください。
お店の紹介記事はこちら!
〈credit〉
styling:Miri Matsuda
interview:Saori Nakayama
photo:Takuya Murakami
location:Nogita surf spot