唯一無二のアートスポットで感性を磨こう、糸島・志摩桜井「DOVER」

唯一無二のアートスポットで感性を磨こう、糸島・志摩桜井「DOVER」

糸島の中でも海に近い地域の志摩桜井。
海岸線へ向かう途中の、畑や田んぼが広がるのどかな田園風景のなかに人気のアートスポットがあるのをご存知でしょうか?

糸島のアートカルチャーの中心地とも言える「DOVER(ドーバー)」。
その魅力的な世界をご紹介します。

アートと自然が織りなす、パワフルで非日常な空間

目印はヤシの木と大きな壁画

筑前前原駅から車で約16分、伊牟田のバス停からは徒歩約4分ほど。

糸島の中でも海近くに位置する志摩桜井で国道567号線を車を走らせていると、のどかな田舎風景の中に現れるのは、パッと目を引くこちらの建物。

こちらが目的地のDOVER(ドーバー)」さんです。

太陽をモチーフにしたような大きな壁画と、入り口横の「DOVER」ナンバーのフォルクスワーゲンのワゴンが目印。

ヤシの木などの植物が入り口に生い茂る様は異国情緒たっぷり。一体ここは何の場所なのか…、気になる方も多いはず。

 

まるでジャングル!?のようなアートギャラリー

さっそく、気になるお店の中へ!

OPENの看板を横目に店内に足を踏み入れると…。

店内にもそこかしこに植物が生い茂り、天井を見上げると骨組みに絡まるツル植物。

日除けの布が陽の光を柔らかく取り込み、大きく開け放たれた窓や扉から吹き込む風が爽やかです。

所狭しと並ぶアート作品や数多くの商品たち。

壁一面に敷き詰められたカラフルで大きな絵画の数々。

アンティークの小物、籠、額縁、食器、置物、アクセサリー…。

どこの国のものなのだろう?これも売っているの?と、まるで宝探しのように、お気に入りのひと品を探すのに夢中になってしまいます。

オリジナルの革製品は、財布、鞄、キーホルダーなど、同じデザインのものが無くここでしか出会えないアイテムがずらり。

多彩な作品に囲まれ、迫力たっぷりの空間に何だか異空間に迷い込んだような気分になりつつ、一体このお店はどのようにして生まれたのだろう、という興味が湧き上がります。

ちょうどお店のオーナーさんがいらっしゃったので、お話を伺うことができました。

 

オーナーは自然を愛するアーティスト

このお店のオーナーのジェームズ・ドーバーさんは、アメリカ生まれでハワイを拠点に芸術活動を行ってきたアーティスト。数多くの作品を制作し、有名ドラマの舞台絵画なども手掛けたという経歴の持ち主!

日本の文化に興味を持ち何度も来日する中で、伝統的な陶芸や様々な芸術を勉強するために日本にも拠点を置くことにしたのだそう。

海外の美術誌に混じり、日本画や浮世絵の資料も展示されていました。

根っからの自然好きとのこともあり「昔のハワイに似ている!」と環境に惚れ込んでこの志摩桜井に移住されたそうです。

糸島の景観が、遠くハワイの原風景に通じるとは驚きですね。

海やウミガメのモチーフの作品が数多く展示されており、自然がドーバーさんのアートの原動力だと伝わります。

カラフルな色の渦にあふれた作品たちは、糸島の自然豊かな環境だからこそ生み出されたのかもしれません。

 

アーティストの集う場に、自ら手掛けたギャラリー兼アトリエ

自分自身のアトリエと、アーティスト達の制作の拠点を作りたいという思いから、元漬物工場だった倉庫をご自身でリノベーション。2009年にお店をオープンしました。

改修前の様子は、入り口の看板にあるこちらの写真で確認できます。

現在の店内への変化に驚くだけでなく、修繕前からまるで映画のワンシーンのような雰囲気が漂っています。

自然光が気持ちよく差し込むため、映像制作にぴったりで写真家にも好評なのだとか。

素敵な場所が完成しましたね!とお伝えすると

「まだ毎年どこかしら雨漏りするんだ、今でも修繕しているんだよ!」「まだまだ途中、これからもっと進化していくんだ!」と、にこやかに話すドーバーさん。

今後の展開にもわくわくしてしまいます。

ドーバーさんはフランクでユーモアのある方で、お話をしながら和やかな雰囲気でアートを楽しめるのもこのお店の魅力です。

「どこから来たの?地元にこんなところある?」「来てみてどう思った~?」など、女性2人組のお客様に話かけ自然に会話が盛り上がるシーンも。

「こんなお店はないです!とてもおしゃれ!」と感激する2人に、「おしゃれ!?ワイルドで古いものがたくさんなだけだよ!」とニコニコ。

「作品のこと何でも聞いてね〜!」と声をかけてまわる明るい人柄に、なんだかアートが身近に感じられます。

大小さまざまな絵画が展示され、鑑賞したり写真を撮るだけでも楽しめますが、ドーバーさんのアート作品を手軽に楽しめる版画もおすすめです。

作品はEC販売をしていないとのことで、ぜひ実際に来店して見て体感してくださいね!

 

自由なアートスクールで子供も大人も本来の「遊び」を

ギャラリーとショップだけではなく、こちらではアートスクールも開催されています。

スクールの子どもたちの作品も展示されていて、生き生きとした絵からは楽しそうに絵を描く姿が目に浮かびます。

アートスクールのモットーは「遊び」を大事にすること。筆を使わずに手や足で描いてもいい、ルールや縛りのない環境の中で、人間が生まれもっている自由な感性を発揮することができるのだそう。子ども達は自分なりの方法で絵を描きだし、遊びはじめる天才なのだそうです。

大人向けには作品制作のための場所も提供されています。DOVERの空間を貸し切ることで没頭できるのだそうです。

大人こそ、凝り固まった心や身体をほぐすのために自由に遊ぶ時間を作ることは大切なのかも…。アーティストの方も、そうではない方も、日常とは異なる環境で自分の感性を発揮してみてはいかがでしょうか?

なんとアート教室で使用した筆やパレットも販売されています。
ちなみに私は、好みの色合いのパレットを見つけたので購入。ちょっとした小物置きに使え、カラフルで元気をもらえるアイテムでおすすめです。

アートスクールやお店の貸切について、詳細が気になる方はぜひドーバーさんにコンタクトを取ってみてくださいね。インスタグラムやフェイスブックからのメッセージも大歓迎だそうです。

 

アートやライブイベントも開催

店内を見ていて、ちょっと気になったのはこちらの黒板。こんな場所でライブなんてとても楽しそう!

コロナ禍で休止していたそうですが、今後は定期的なアートやライブイベントを行いアーティストたちの交流の場にもするのだそうです。ちょうどお店に訪問した翌週にイベントがあるとのことで参加してみました!

今回は3組のアーティストが出演し、ギターの弾き語り、ブルースやジャズなど、リラックスしつつも非日常に浸れる空間を堪能できました。

間接照明の優しい光に照らされたアート作品や植物、草木の香り、生憎の雨でしたが外に響く雨音も気持ち良く、昼とは違った夜の雰囲気も抜群です。

初めましての方々ばかりでしたが、皆さんとてもフレンドリーで、ゆったりと寛ぐことのできるイベントでした!

 

DOVER時間を自由に楽しもう!

ぼーっと空間に浸ってアート作品を鑑賞するのも良し、雑貨やアンティークなど掘り出し物を探すのも良し、ドーバーさんとのおしゃべりを楽しんだり、イベントやアートスクールに参加するも良し…。

思い思いの時間を過ごし、アートや自然に触れることで普段得られないインスピレーションをもらえるのがこの場所の魅力です。

まるで自然の中にいるようなお店。だからこそ季節や天気、時間帯によっても店内の雰囲気や作品の見え方の変化も楽しめます。

唯一無二の、自信を持っておすすめできる場所が「DOVER」さん。皆さんにとっても、何度も足を運びたくなるお気に入りの場所にしてもらえると嬉しいです。

人見知りせずにのんびりくつろぐ2匹の看板猫&犬にも、ぜひ会いに来てみてくださいね!

INFORMATION

店名:

DOVER(ドーバー)

住所:

糸島市志摩桜井4656-3

電話番号:

092-327-3895

営業時間:

[月]12:00〜17:00
[火]12:30〜17:00
[水]13:30〜17:00
[木]12:00〜15:30
[金]12:30〜17:00
[土・日]11:00〜18:00

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
sachie

sachie

公認ライター

連載賞 2023

連載賞 2023

2023年にメディア上にて、連載記事を担当したライターに贈られる賞です。

2022年秋、糸島移住スタート。 趣味は、散歩散策、呑むこと、細野晴臣。 八百屋業をしていたため農家さんへの尊敬の念が深く、 美味しい野菜が身近にあるのが幸せ。 最近気になるのは森林のこと。 「なんか良いなぁ」という直感を大切に、糸島の人ものことの魅力を掘り下げて行きたいと思っています。