COVER YOUTH supported by ジーユー|学生団体「これさえあれば」代表 山上理貴
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COVER YOUTH supported by ジーユー|学生団体「これさえあれば」代表 山上理貴
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ジーユー×meets糸島の連載企画。
糸島で活躍するZ世代の若者をゲストに迎え、季節を取り入れたジーユーファッションを紹介しています!
第4回目のカバーユースは、九州大学3年の山上理貴(やまがみ りき)さん。
学生団体「これさえあれば」を立ち上げ、学生の糸島でのアルバイト探しをサポートしています。
トレンドを取り入れたジーユー秋のコーディネートを楽しんでいただきながら、団体の活動や今後の展望など、じっくり話を伺いました。
目次
COVER YOUTH vol.4 山上理貴|supported by ジーユー
カジュアルさに遊び心をプラス、ジーユー秋のこなれコーデ
大口海岸を臨む抜群のロケーションに建つ、糸島のカフェ「Bistro&Cafe TIME」。
海が見えるテラス席でおいしいスイーツと華やかなドリンクが楽しめることから、休日には観光客が行列を作る人気のお店です。
その店先に、海を眺める形で1つの椅子が置かれています。
「1人で何か考えたい時、決まってここに来てこの椅子に座ります。波とか風とか、自然の音を聞いているといいアイデアが浮かんでくるんですよ」
そう話すのは、今回のカバーユース・山上理貴さん。自然が大好きな山上さんにとって、この場所はお気に入りの「考え事スポット」の1つなのだそう。
学生が多く住む地域でありながら、情報発信の媒体の少なさや交通手段の問題から、探すのが難しいとされてきた糸島でのアルバイト。
山上さんが同級生と立ち上げた学生団体「これさえあれば」は、糸島でアルバイトを募集する企業や事業者を実際に訪問し、現場で感じた雰囲気をありのままに発信。
学生のアルバイト探しをサポートしています。
Xのアカウントのフォロワーは、開設から2か月半で900人超え。その取り組みには、県外の企業や事業者からも注目が集まりつつあります。
「僕にはポリシーがあって、“やるんだったら、楽しい方がいい!”。アルバイトだってそう。学生が楽しく働ける場所を見つけて、糸島をもっと好きになってもらいたいんです。」
今回、meets糸島が山上さんに選んだコーディネートがこちら。テーマは「秋のカジュアルこなれ感コーデ」です。
秋というと、茶色やベージュなど落ち着いた色を選びがちな季節。
トップスには爽やかなブルーのTシャツを使用し、今っぽさを演出してくれるキルティングベストを羽織ることで、遊び心をプラスしました。
旬のワイドカーゴパンツは、他と差が出るブラウンカラーをチョイス。
ちょっとしたアウトドアもOKな、履き心地抜群のトレッキングシューズを組み合わせれば、カジュアルなのにオシャレに見える、こなれコーデの完成です!
「趣味でHIPHOPをやっているので普段からダボっとした服を着る事が多く、このコーディネートかなり好きです!特にこのパンツ、サラっと着やすいのがいいですね。」
〈着用アイテム〉
・ドライポンチクルーネックT 長袖(ブルー)/ XLサイズ 1,490円(税込)
・ヒートパデッドキルティングベストSW(ベージュ)/ XLサイズ 2,990円(税込)
・スーパーワイドカーゴパンツ(ダークブラウン)/ XLサイズ 2,990円(税込)
・リアルレザートレッキングシューズ(ベージュ)/ 4,990円(税込)
・リアルレザーミニショルダーバッグ(オリーブ)/ 2,990円(税込)
※なくなり次第販売終了
事業者と学生、双方のニーズに耳を傾け生まれた「これさえあれば」
——今回のコーディネート、とてもお似合いです!
ありがとうございます!ジーユーは、よくダンスの衣装用に買っています。がっつり私服として着るのは久しぶりです。
ジーユーのアイテムって、買う時よりも使った後に良さが感じられるんですよね。
手軽な値段だから「ちょっと着れればいいや」と思って買ったのに、気付けばずっと着てるじゃん!ってことがしょっちゅうあって、気に入って私服にしちゃうことも。
色やサイズもたくさん展開しているので、人とかぶりにくいのもうれしい所です。
——「これさえあれば」の存在は、九大生の中で広がりを見せていますね。活動を始めたきっかけについて教えてください。
昔から人と接することが好きで、糸島に来てからも暇さえあれば色々な集まりに顔を出していました。学生の食事会から商工会議所の会議まで、本当にさまざまです。
そうしているうちに、地元の事業者の方々と話をする機会も増えました。
大人達がいつも口にしていたのが、人材不足の問題。多くの事業者がアルバイトの労働力を求めている中で、なかなか学生が集まらずに困っていました。
すごく不思議に感じましたね。だって、福岡の学生で「糸島でアルバイトしてみたい!」と思っている子はたくさんいるんです。
企業や事業者は人を探しているし、学生は働きたいと思っている。それなのに、両者を上手くつなげられるツールが今の糸島にはない。
この状況を何とかしたいと考えて、始めたのが「これさえあれば」です。
同じ学生だからできる、本当の知りたい!を発信
——学生がアルバイト情報を発信する最大のメリットはなんでしょう?
やっぱり、学生に「刺さる」情報を伝えられる所ですね。
もし自分が学生でアルバイト情報を探していたら、まずはどんな条件をチェックしますか?
場所・時給・交通費…たいていの場合、この辺りの条件が判断材料になると思いますが、学生が本当に知りたいと思っていることはもっと違います。
「オーナーや先輩はどんな人達なのか?」「お店の雰囲気は?静か?それとも和気あいあい?」「まかないはおいしい?」
学生は、こうした実際の職場環境や働く人達の雰囲気を知りたがっているんです。でも、一般的なアルバイト情報からはそれが見えづらいんですよね。
僕たちは、実際に企業や事業者を訪問し、2時間ほどのヒアリングを通してオーナーの人柄や職場の雰囲気を取材しています。
同じ学生だから、皆が気になるポイントもよく分かっています。そうして感じた事や思った事を中心にアルバイト情報を作製し、Xで発信するという流れです。
先日募集したメンマを加工するアルバイトには、60人以上の学生から募集がありました。
スタートして半年が過ぎ、興味を持ってくれる企業や事業者も少しづつ増えて来ました。この調子で学生が役立つ情報をたくさん発信して、活動に勢いをつけていきたいと思っています。
いつだって興味に猪突猛進!その性格が自分の強み
——「これさえあれば」の他にも、さまざまな活動に取り組んでいる山上さん。自身の性格についてどう分析していますか?
僕は興味のあることに一直線で、あまり頭で考えないタイプ。(笑)
趣味も本当にたくさんあって、HIPHOPにキックボクシング、サウナに釣り、山登り、キャンプ…とにかく面白そう!と思ったら、いつも体が先に動いちゃうんです。
だからこそ、恐れず色々なことに挑戦できるんだと思います。あとは、人に面白いと思ってもらって、印象に残りたいという気持ちが強いです。
——なるほど。となると、普段の服選びにもこだわりがありそうですね。
天神を中心に、古着屋に行くことが多いかな。流行りよりも、基本的に人とかぶらない洋服を選ぶようにしています。
例えば最近買ったショートパンツ。表は落ち着いたデザインなんですが、何気なく裏側を見たらすごい柄で!海の中みたいなデザインだったんです。
これ誰が気付くの!?ってくらい分かりづらいんですけど、逆にそこが気に入ってしまって。そのアイテムが持つ隠れた良さとか、そういった個性を探すのが楽しいですね。
これは、普段の活動に共通する部分でもあります。活動をするうえでの自分のキーワードは「魅力」と「日常」。
実際に行ってみないと分からない、アルバイトの魅力を1つでも多く見つけ出し、日常に寄り添った形で発信するよう心がけています。
地域の魅力をいかして、糸島のアルバイトを盛り上げたい
——スタートしたばかりの「これさえあれば」。今後の展望を聞かせてください。
糸島は夏のイメージがありますが、実は夏だけでなく春は桜、秋は紅葉と、季節ごとの魅力に溢れた土地でもあります。
せっかく素敵な地域に住んでいるんだから、その良さを満喫できる季節ごとのアルバイトを提案していく予定です。
また、学生が糸島でアルバイトをするうえで高いハードルとなっているのが交通手段。現在、東京の企業の協力を得て、誰でも使える電動自転車の導入を目指しています。
免許や車を持っていない学生でも、電動自転車を使うことで広範囲の移動が可能になり、交通手段に囚われずにアルバイトを選択できたらいいなって。
——山上さん自身の将来については、どのように考えているのでしょうか?
僕自身、何か能力があったり、特別何かができたりする訳ではないんですよ。ただ人と交流するのが好きで、仲良くなるのが得意なだけ。
だからこそ色々な人とつながりを持って、「これやりたい!」と思った時に、力を貸してくれる人をたくさん作りたいと思っています。
今、これさえあればのアカウント名には「@九大」と付いていますが、僕たちがモデルケースになって福岡から全国に広まり、@京大、@阪大というように大学ごとのアカウントができたらうれしいですね。
僕の役割はそこまで。その時には運営を別の人に任せて、拠点を海外に移そうと考えています。
全く知らない土地で、知らない人達と一緒に新しいことを始めてみたいんです。他にも挑戦したいことは数えきれないくらいあって、今からワクワクしています!
おわりに
さまざまな課題を抱えている糸島でのアルバイト。乗り越えなくてはならないハードルはまだまだ多いものの、「これさえあれば」の活動によって、その状況は少しづつ変化しています。
「新規アイデアの創出、実証実験を行いたい!という方がいたら、フェイスブックなどで気軽にメッセージお待ちしています!」と山上さん。
活動について生き生きと語るその姿からは、学生ならではの可能性や大きなパワーを感じました。
この先、一体どんなワクワクを届けてくれるのか、今からとても楽しみですね!
〈credit〉
styling:Miri Matsuda
interview:Saori Nakayama
photo:Takuya Murakami
location:Bistoro&Cafe TIME