土の感触を楽しもう!糸島・志摩の「志摩工房」で電動ろくろ体験

土の感触を楽しもう!糸島・志摩の「志摩工房」で電動ろくろ体験

週末や連休、せっかくなら新しいことに挑戦してみたい!
そう感じることはありませんか?
そんなあなたにおすすめしたい、本格的な陶芸を体験できる工房が糸島にあります。

陶芸は素人のわたしですが、今回は実際に、電動ろくろを使った器作りに挑戦しました!

茶わんに豆皿、マグカップ…あなたは何を作りますか?

海の近くの工房へ

JR筑肥線・筑前前原駅から車で約15分。引津小学校の少し先にあるのが、今回体験させていただく「糸島陶芸体験 志摩工房」さんです。

「YKKap」「中川美窓」と書かれた大きな看板が目印。一瞬「違う建物かな?」と疑ってしまいますが、大丈夫!

実は「志摩工房」さん、もともとは別の店舗だった建物を利用しているのだそう。看板はそのままですが、中はきちんと工房になっています。間違えて通り過ぎてしまわないように注意してください。

敷地内には、3台ほど停められる駐車スペースがあります。

 

白さが美しい!「磁器」を使った陶芸体験

工房のオーナー、藤原宏允(ふじわら・ひろみつ)さんと、奥さんの今津加菜(いまづ・かな)さんです。なんと、お二人はご夫婦で陶芸家!

「やきものが有名な九州で、作品作りに取組みたい」という思いから、4年前、糸島に移住したのをきっかけに陶芸体験を始めたそう。

こちらの工房では、福岡でも珍しい「磁器」を使った体験ができます。

やきものは、大きく「陶器」と「磁器」の2種類に分かれます。ざらざらとした土の質感が特徴の陶器に対し、磁器は白さとつるつるした見た目が特徴です。

 

選べる3つの体験コース

志摩工房」さんで体験できるコースは3つあります。

●電動ろくろコース 3,080円(税込)/ 所要時間 約1時間半

●てびねりコース 2,640円(税込)/ 所要時間 約2時間

●染めかきコース 2,200円(税込)/ 所要時間 約1時間

今回は、このなかから電動ろくろに挑戦します!

当日の服装ですが、工房でエプロンを借りることができます。ただ、土や泥を扱うので汚れてもOKな服の方がよさそうです。

 

体験スタート!

体験では、1人に1台ずつ電動ろくろと粘土のかたまりが用意されています。このかたまりから、おちょこやお皿、茶わんなど、手のひらサイズの器を2~3個作ることができます。

始める前に、先生がお手本を披露。少人数の教室なので、近くでじっくりと手の動きを見ることができますよ。

まずは、作りたい器の半分くらいの深さのくぼみを掘ります。手も粘土もよく水で濡らし、中心がずれないように掘り進めていきます。

くぼみができたら、今度は器の外側を作っていきます。

すべすべとしたさわり心地が気持ちいい…。とっても柔らかいので、指先に神経を集中させながら広げていきます。

器は、焼くことで2割ほど縮むそう。イメージよりやや大きめに作るのがポイントです。

失敗しても大丈夫。困った時には先生がフォローしてくれるので、安心して作業を進めることができます。

手から伝わる土の感覚に、癒されながら作業すること約15分…。

で、できた~!世界に一つだけのお茶碗の完成です。

電動ろくろは初めての体験でしたが、先生の助けを借りながら理想の形に仕上げることができました。

このほか、体験の時間内で器と湯呑も作ることができました。

出来上がった作品のうち、1点を選んで焼き上げます。何点か選びたい場合は、追加料金を支払うことでお願いできます。

美しい白さが魅力の磁器ですが、釉薬(ゆうやく)を変えることで「ツヤ」や「マット」など仕上がりを選ぶことができるんです。

色のバリエーションもたくさん用意されていますよ。カラフルな器もかわいい!

作った器は、しばらく乾燥させたあと、2度にわたって焼き上げます。完成までには、1~2か月ほどかかるそう。どんな出来栄えになるか待ち遠しいですね。

 

自分だけのお気に入りの器づくり

陶芸家のご夫婦が教える陶芸教室。アットホームな雰囲気で、初心者やお子さんでも楽しみながら体験できます。いつもとちょっと変わったデートや、新しい趣味の開拓にもオススメ。

オーナーの藤原さんいわく「お客さんが楽しんでくれることが幸せ」とのこと。手作りの器で食べるごはんは、一味違った味わいになること間違いなしです。

「やってみたい!」と思った方は、ぜひお電話でご予約ください。

 

INFORMATION

店名:

糸島陶芸体験 志摩工房

住所:

福岡県糸島市志摩新町25

電話番号:

092-328-2225

営業時間:

9:30〜16:30

定休日:

木曜日

一人当たりの予算:

¥2,000~

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

 

 

WRITTEN BY
中山 さおり

中山 さおり

公認ライター

放送局の記者を経て、現在はライターとして活動中。東北生まれ、東北育ち。2022年、東北を飛び出し九州・福岡へ。料理とサッカー観戦(主にJリーグ)をこよなく愛する。休日や天気のよい日には、愛車で糸島をドライブし、美しい風景やグルメを開拓中。