COVER YOUTH supported by ジーユー|Lanart 生島 彩菜
COVER YOUTH supported by ジーユー
ジーユー×meets糸島の連載企画がスタート!
糸島で活躍するZ世代の若者をゲストに迎え、季節ごとのジーユーファッションを紹介。ゲストが選んだ糸島のお気に入りスポットでインタビューします。
記念すべき第1回目のカバーユースは、アクセサリーブランド「Lanart(ラナート)」を手掛ける生島彩菜さん。
秋を意識したジーユーのコーディネートを楽しんでいただきながら、ブランドの今後の展望や糸島の魅力についてお話をうかがいました。
目次
COVER YOUTH vol.1 生島彩菜|supported by ジーユー
カバーユースが選ぶ、ジーユー、秋のおでかけスタイル
今回のカバーユースは、生島彩菜さん。「ジーユー ハローパーク周船寺店」で、秋をイメージしたコーディネートを選んでもらいました。
「ジーユーにはよく行きます。でも、全身着るのは初めて。」
テーマは“淡色女子”。透け感のある素材のタートルネックにオーバーサイズのカーディガンを重ね、秋らしいブラウンのワイドパンツを組み合わせました。
バッグやシューズもすべてジーユー。淡い色で統一感を醸すコーディネートのなかに、自身でデザインしたアクセサリーが光ります。
「普段着る洋服は無地が多いですね。シンプルなものや淡色が大好きなんです。」
生島さんが立ち上げたアクセサリーブランド「Lanart(ラナート)」は、“シンプルで存在感のあるアクセサリー”がコンセプト。
ゴージャスでありながら余計なものを取り除いたデザインは、性別問わずいろいろなコーディネートに合わせやすく、使う人の魅力を引き出します。
一番の人気商品は、マットな輝きを放つ淡水パールのネックレス。入荷すると、すぐに売り切れてしまうそう。
生島さんが手掛けているのは、アクセサリーだけではありません。
ドリンクのレシピ開発や書道のデザインなど、その才能を幅広い方面で発揮しています。
そんな生島さんが紹介してくれたお気に入りスポットは、花や雑貨を取り扱う「Baby’s bouquet(ベビーズ ブーケ)」さん。
ドライフラワーに包まれた店内で、おすすめの商品を手に取りながら「かわいいものばっかり」と笑顔を見せてくれました。
「アクセサリーも自分が付けていて『かわいい!』と思うものしか販売していません。自分好みの同じ世界観を持つ人たちが買ってくれたらいいなと思っています。」
ファッションに対して強い「こだわり」を持つ彼女。そのこだわりを持って向き合うクリエイターの仕事について、じっくりお話していただきました。
〈着用アイテム〉
・ソフトリブタートルネックT(ナチュラル)/ Mサイズ 990円(税込)
・2WAYオーバーサイズカーディガン(オフホワイト)/ Sサイズ 2,490円(税込)
・リブイージーワイドパンツ(ダークブラウン)/ Sサイズ 1,990円(税込)
・カバーソックス 3P/590円(税込)
・スクエアシフォンフラットシューズ(オフホワイト)/ Sサイズ 1,990円(税込)
・ワンハンドルカラーショルダーバッグ(カーキ)/ 1,990円(税込)
離れて感じた、糸島のよさ
小さい時から字を書くことが好きで、高校卒業後、書道の師範免許を取るために滋賀県の専門学校へ進みました。
不安はありましたが、ずっと糸島だったから出てみたいなとその時は思っていて。
地元を離れて分かったのは、糸島がいかにあたたかい場所かということ。
それまではどこへ行っても知り合いばかりだったのに、滋賀では学校やバイト関係の人しか知りませんでした。方言も違いますし、関西弁もきつく感じちゃって。
専門学校を卒業したあと、やっぱり糸島が一番だなと思って戻ってきました。
地元に戻って見つけた「好きなこと」
——ブランド立ち上げまでに、どのような仕事を経験をされたんですか?
糸島に戻ってからは、ジュース専門店「Blue Roof(ブルールーフ)」に3年半勤めて、最後の1年は店長として働きました。
特に商品開発がとても楽しくて。新しく考えたスムージーを飲んだお客様が「おいしい」って言ってくれるのが、すごくうれしかったです。一番経験できてよかったなと思えるところですね。
私は考えて行動するよりも、けっこう感覚でなんでもしちゃうタイプ。レシピは数時間や1日で完成することもあるし、反対に2週間かかったこともありました。
——アクセサリー制作を始めたのも、この頃ですか?
はい。お店の半分は雑貨の販売スペースで、せっかくアクセサリーを担当しているから「自分でも作ってみようかな」と軽い気持ちで考えたのがきっかけです。
思いついたらすぐ行動。2日後にはもうウェブサイトをオープンしていました。(笑)
ブランドを始めた当初は知り合いばかりでしたが、今は全国各地から注文が入ります。女性だけでなく男性からの注文も増えてきています。
——今回、撮影場所にこのお店を選ばれたのはなぜですか?
お店を退職してから一番最初に「イベントでジュースを販売しない?」と声をかけてくれたのが、ここの店主の藤江亜衣梨(ふじえ・あいり)さんでした。
藤江さんは、「Blue Roof」で働いていた時からの知り合いなんです。ここで開かれたイベントでジュースを販売したのがきっかけで、友達や常連さんが来てくれました。思い出の場所です。
(イベントで販売したオリジナルドリンク※生島さん提供)
——今日のコーディネートにもぴったりの雰囲気ですね。
このパンツ、色も秋っぽいですし、かわいくてお気に入りです。生地も軽いからたくさん着られそう。上のタートルネックもちょっとシースルーぽくって、いろいろ着回せそうですよね。
ジーユーのいいところは、リーズナブルなところ。最近は緑とピンクのカラーパンツを買いました。
高いブランドだと「買って似合わんかったらどうしよう…。」と思っちゃうんですが、ジーユーなら気軽に挑戦できる。
買ったものをアクセサリーの撮影の時に着ています。今日のコーディネートも、全部合わせて1万円ちょっとってすごいですよね。
応援してくれる人たちと自分のセンスを信じて
——独立しようと思ったきっかけを教えてください。
体調を崩してしまったのが一番の理由です。自分のペースで働けるようにしたいなと思って。
独立してからはアクセサリーだけでなく、知り合いがお店をオープンする時にドリンクのレシピ開発を依頼してくれたり、イベントでジュースを販売したりもしています。
書道に関しては、書いたものをときどきインスタにアップしています。中華料理屋さんから依頼が来てお店の装飾を書いたり、地元で開発された商品のラベルを担当したりしました。
——ブランド名の「Lanart」とは、どのような意味の言葉なんですか?
自分で作った言葉なんです。
「静寂」や「落ち着いた」という意味を持つ、ハワイの「Lana(ラナ)」という言葉と「Art(アート)」をくっつけて、「Lanart(ラナート)」。
世界にひとつだけの名前だと、世界にひとつだけのブランドって感じがしていいですよね。けっこう気に入っています。
——ジュース開発にアクセサリー制作、書道デザインと、さまざまなアイデアはどこから湧いてくるんですか?
私自身フィーリングで生きていて、自分が好きと思ったら好きだし、今までの経験や勘を大切にしています。
原動力になっているのは、応援してくれる友達や前職時代からの常連さん。「最近インスタ投稿しないけど、何かあった?」「体調はどう?」って、すごく気にかけてくれていて。
そうやって支えてくれる人が多くて幸せだなと思います。
ジュースに関しては、最近、福岡市内にオープンしたカフェに4つのレシピを提供したんですが、それはちょっと大変でしたね。
同時に4つのレシピを提供するのが始めてでしたし、誰でも作れるように考えたレシピをデータ化しないといけなくて。
どこまで分かりやすいデータにできるか、すごく悩みました。スムージーをどこまで混ぜるかとか、それは感覚では伝えられませんから。
——休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。
それが私の今の一番の課題です。プライベートと仕事がごちゃ混ぜで、そこをハッキリ分けたいなと思っています。
食べることがすごく好きなので、いろいろなカフェに行ったり、コーヒーやジュースのお店を覗いたり。
新しい人とも出会いたいので、知り合いの知り合いがやっているお店に行って、自己紹介して仲良くなるとか。結果そういうのも仕事になっちゃうんですけど。(笑)
目指すのは、地元で愛されるブランド
——ブランドのこれからの展望を教えてください。
まずは、糸島で大きくしていきたいと考えています。アクセサリーをいちブランドとして高めるために、もっと工夫できたら。
今は私自身が商品のモデルを務めているんですが、もう少し大きくなったらモデルさんにお願いしたり、動画にも挑戦したりして、もっと分かりやすくしたいですね。
ドリンクレシピを提供するためのウェブサイト作りも進めているところです。
——生島さんから見た糸島の魅力はどんなところですか?
つながりが多いところです。イベントでも「○○さんから聞いて来ました」とか、誰かが誰かを紹介するようなつながりがすごくあたたかいなと思います。
ひとりひとりが優しくて、道に迷った時、誰に聞いても教えてくれる。そんな魅力あふれる糸島を、私の活動や私自身を通して知ってもらえたらうれしいです。
人同士のつながりって、すぐにつながれるけど切れるのもあっという間だと思っていて、ちょっとしたことで縁が切れてしまうこともあります。
今の縁を大事にしつつ新しい縁も入れて、もっともっと深いつながりにしていきたい。
人とつながることで新しい発見や何かに挑戦しようと思えるので、つながりが切れないように守っていきたいです。
おわりに
自分の「好き」を大切に、活躍の場を広げている生島さん。
かわいらしい笑顔が印象的でしたが、その一方、25歳とは思えない落ち着いた話し方から、自身のブランドをより広めていこうという強い決意が伝わってきました。
商品をもっとたくさんの人に知ってもらうため、スタッフの増員も進めているそう。
深くてあたたかい、糸島の人々のつながりに支えられながら、生島さんの挑戦はまだまだ続きます!
生島さんのInstagramはこちら。
〈credit〉
styling:Ayana Ikushima
interview:Saori Nakayama
photo:Takuya Murakami
location:Baby’s bouquet , ジーユー ハローパーク周船寺店
INFORMATION
店名:
Baby's bouquet(ベビーズ ブーケ)
住所:
福岡県糸島市二丈石崎453
(2022年10月に福岡県福岡市西区石丸4-1-26へ移転)
営業時間:
11:00~17;00
定休日:
不定休
一人当たりの予算:
¥500~
※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。