人気沸騰中の波佐見焼とユニークな雑貨を探しに、糸島・二見ヶ浦の「HEY&Ho.」へ

人気沸騰中の波佐見焼とユニークな雑貨を探しに、糸島・二見ヶ浦の「HEY&Ho.」へ

長崎県波佐見町を中心に作られる陶磁器で、近年、若い世代からも人気を集めている「波佐見焼(はさみやき)」。

そんな波佐見焼の専門店が糸島半島にあると聞き、さっそくお店にお邪魔しました。

丈夫でデザイン性の高い日常使いの器たち

二見ヶ浦の複合施設に入るお店

今回紹介するお店「HEY&Ho.(ヘイアンドホー)」さんがあるのは、福岡市西区の複合施設「PALM BEACH THE GARDENS(パームビーチ・ザ・ガーデンズ)」のなか

県道54号沿い、二見ヶ浦を望む絶景のロケーションにあり、ハワイ風のオシャレな建物です。

博多駅からは高速道路を使い車で40分ほど。敷地内には、雑貨店やカフェ、レストランが並んでいます。

「HEY&Ho.」さんは、波佐見焼を販売している長崎県の陶磁器メーカー「マルヒロ」の姉妹店。

店内に入ると、壁沿いに並んだ蕎麦猪口やマルヒロの人気ブランドなど器好きの心をくすぐるラインナップがずらり!

シンプルでモダンなものからちょっと変わったデザインのものまで、販売している波佐見焼の種類は約150種類に上ります。

な、なんだこのかわいい器は…!

 

店長の自由な雰囲気に心掴まれる

店長の本城茂太(ほんじょう しげた)さんは福岡県小郡市の出身。

アパレル業界やサラリーマンなど色々な仕事を経験した後、「お客さんとの会話を楽しめる仕事がしたい」とお店をオープンしました。

「波佐見焼のいいところは、気兼ねなく毎日使えるところ。丈夫で軽いので壊れにくいんです。」

音楽と釣りが大好きな本城さん。店内には最近釣り上げたという大きなスズキの写真が貼られていました。(昭和の日付はジョーク)

「意識しているお店は?」と聞くと、「ティファニーと巨人軍がライバルです(笑)」と笑うユーモア溢れる人柄で、その自由な雰囲気に惹かれて足を運ぶ常連さんも多いそう。

お店では、波佐見焼だけでなく本城さんがセレクトした雑貨やお店のオリジナルグッズも販売しています。

なかでも人気はオリジナルグッズのTシャツ。

本城さんが以前飼っていたパグをモデルにしたキャラクターで、お店のロゴにもなっている「ヘイボー」と「ホーボー」が描かれています。

これは酔っ払いのヘイボー?独特の世界観がなんだか愛おしいデザインです。

 

カラフルなデザインと機能性が人気「HASAMI」シリーズ

お店の1番の売れ筋は、近年の波佐見焼人気の火付け役とも言えるマルヒロのブランド「HASAMI」シリーズ。

●HASAMI Season1 ブロックマグ 1,760円(税込)

スタッキング可能な収納に便利なデザインと、バリエーション豊かなカラー・サイズが人気の理由です。手頃な価格もうれしい。

店内には、少し大きめサイズのマグカップやスープマグ、お皿などいろいろな種類がありました。

かくいう私も「HASAMI」シリーズ愛用者のひとり。数年前にマグカップを購入しましたが、しっかり厚みもあって重すぎず、繰り返し使っても壊れづらいところが気に入っています!

 

環境問題へのメッセージを込めた器

●KEEP WARE 250ccカップ 1,650円(税込)
●KEEP WARE 16cmプレート 1,650円(税込)

「おもしろい商品を教えてください」とお願いすると、紹介してくれたのがこの商品。

何の変哲もない紙コップと紙皿に見えますが、実はどちらも波佐見焼で作られているというから驚き!

波佐見焼の特徴である「薄さ」を利用し、縁の質感や紙の繊細さを再現。使い捨て社会やゴミ問題に警鐘を鳴らすために作られた商品です。

 

心あたたまる手描きの植木鉢

●しょうぶ学園 植木鉢 3,960円~6,380円(税込)

お店で取り扱っている雑貨のなかでも、本城さんのお気に入りはこちらの植木鉢。鹿児島県の障がい者支援施設「しょうぶ学園」で作られたものです。

ひとつ1つ手書きで色付けされていて、デザインもユニーク。

中までしっかり書き込まれたものや、新聞紙の上で作業中に見つけたのか、よーく見るとテレビ欄の放送局の名前が書かれているものも。

眺めているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。

 

見て触れて、お気に入りの商品を見つけよう

「これからも老若男女が楽しめるお店を目指します。糸島に来た際にはぜひ覗いてみてください。」と本城さん。

素敵な店長に、いくら眺めても飽きない数々の波佐見焼。近くに寄った際にはふらっと顔を出したくなる、まさに「病みつき」になるお店です。

INFORMATION

店名:

HEY&Ho.

住所:

福岡県福岡市西区西浦285A-3

電話番号:

092-809-1234

営業時間:

11:00~18:00

定休日:

年末年始・悪天候の場合

一人当たりの予算:

¥500~

※記事内の情報は記事執筆時点のものです。正確な情報とは異なる可能性がございますので、最新の情報は直接店舗にお問い合わせください。

WRITTEN BY
中山 さおり

中山 さおり

公認ライター

連載賞 2023

連載賞 2023

2023年にメディア上にて、連載記事を担当したライターに贈られる賞です。

放送局の記者を経て、現在はライターとして活動中。東北生まれ、東北育ち。2022年、東北を飛び出し九州・福岡へ。料理とサッカー観戦(主にJリーグ)をこよなく愛する。休日や天気のよい日には、愛車で糸島をドライブし、美しい風景やグルメを開拓中。